石川 真永(いしかわ の まなが、生没年不詳)は、奈良時代貴族朝臣官位正五位下大宰少弐山陽道検税使

経歴 編集

従五位下叙爵後、光仁朝宝亀元年(770年)12月に兵部少輔任官する。翌宝亀2年(771年)閏3月に兵部少輔を紀古佐美と交替して民部少輔に、同年7月には民部少輔を佐伯久良麻呂と交替して大宰少弐に任じられるなど、短期間に官職を転々とした。なお、宇佐八幡託宣集所引の宝亀4年正月大宰府符に記されている「大宰少弐従五位下石川朝臣真木」については、真永に比定される。

宝亀5年(774年)正月に佐伯久良麻呂らとともに従五位上に昇叙され、同年9月には大宰少弐に再任されている。宝亀7年(776年)正月に正五位下に叙せられると、同月には検税使として山陽道に派遣された。

官歴 編集

注記のないものは『続日本紀』による。

参考文献 編集