石田 良介(いしだ りょうすけ、1939年昭和14年) - )は、日本の剪画(切り絵の一種)家。NPO法人日本剪画協会会長。NHK学園講師。群馬県生まれ。

概要 編集

切り絵の発展形として剪画というジャンルを打ち出しており[1]、日本剪画協会を発足、1984年より、「日本剪画美術展」を開催している。

略歴 編集

群馬県利根郡月夜野町に生まれる。1961年明治大学政経学部経済学科を卒業。桑沢デザインスクールに入り、1963年、同校VDデザイン科を卒業。切り絵作家としての道を歩き始める。1990年朝日新聞紙上に「下町そぞろ歩き」を連載。1992年銀座・和光で同連載展を開催。2006年森繁久彌の“最後の作品”[2]の朗読DVD「霜夜狸」(文化庁・芸術祭参加作品)で剪画を制作。2007年ニューヨーク国連本部・事務棟にてSENGA Exhibitionを開催。

著作・作品集 編集

  • 『切り絵 入門編』グラフィック社、1979。
  • 『谷中百景―江戸のぬくもり』アドファイブ出版局、1984。
  • 『切り絵の技法―暮しのなかへ (新技法シリーズ 129)』美術出版社、1984。
  • (横田喬:文)『粋といなせのTOKYO下町そぞろ歩き』日貿出版社、1992。
  • 『谷根千百景―剪画で訪ねる下町ぶらり歩き』日貿出版社、1999。
  • 『これからの剪画テクニック―切り絵の上達法』日貿出版社、2002。
  • 『究極の切り絵 剪画テキスト―基本から作品づくりまで 初級教本』日貿出版社、2010。

DVD

脚注 編集

  1. ^ ◇剪画とは◇ 日本剪画協会
  2. ^ 厳密な意味での「遺作」とは異なる。詳細は森繁久彌#晩年を参照。

外部リンク 編集