福永壮志

日本の映画監督

福永 壮志(ふくなが たけし、1982年9月10日 - )は、日本の映画監督北海道出身。

ふくなが たけし
福永壮志
福永壮志
第35回東京国際映画祭にて(2022年10月)
生年月日 (1982-09-10) 1982年9月10日(41歳)
出生地 日本の旗 日本 北海道伊達市
職業 映画監督脚本家
公式サイト takeshifukunaga.com
主な作品
リベリアの白い血
 
受賞
TAMA映画祭
最優秀新進監督賞

2023年山女
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経歴 編集

2003年に渡米し、2007年ニューヨーク市立大学ブルックリン校の映画学部を卒業。2015年、長編映画デビュー作『リベリアの白い血』(原題:Out of My Hand)が第65回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品される[1]。同作は、モントリオール世界映画祭ストックホルム国際映画祭等世界各国の映画祭に出品され、ロサンゼルス映画祭で最高賞にあたるU.S. Best Fiction Award[2]、サンディエゴ・アジアン映画祭で新人監督賞を受賞。翌年には、米インディペンデント映画界で最も重要なアワードショーの一つ、インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞にノミネートされる。

『リベリアの白い血』は『グローリー/明日への行進』の監督であるエイヴァ・デュヴァーネイの配給会社ARRAYにより全米各地で上映された後、iTunesNetflixにて世界各国で配信される。[3]日本においては、2017年夏に東京のミニシアター、アップリンクでの上映を皮切りに全国各地で劇場公開される。[4]

2016年秋、カンヌ国際映画祭が新人監督を対象に実施するプログラム、シネフォンダシオン・レジデンスに世界中から選ばれた6人の内の1人として参加。4ヶ月半パリに滞在し長編2作目の脚本執筆に取り組む。過去の同プログラム参加監督には『サウルの息子』のネメシュ・ラースローや、『父の秘密』のミシェル・フランコなどがいる。

長編映画二作目の『アイヌモシㇼ』で、カンヌ国際映画祭主催のシネフォンダシオン・レジデンス、NHKサンダンス脚本ワークショップ、イスラエルのサム・スピーゲル国際フィルムラボに選出される。日米中の国際共同制作として完成した同作は、2020年トライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門に正式出品され、審査員特別賞を受賞する。

主な監督作品 編集

主な受賞歴 編集

脚注 編集

  1. ^ “ニューヨークを拠点に活動する日本人監督の長編デビュー作がベルリンでお披露目”. シネマトゥデイ. (2015年2月11日). https://www.cinematoday.jp/news/N0070572 
  2. ^ “ロサンゼルス映画祭で日本人監督作が最高賞!”. シネマトゥデイ. (2015年7月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0074480 
  3. ^ “キング牧師の映画の熱血監督が強力プッシュする日本人監督とは”. DIME. (2015年12月1日). https://dime.jp/genre/219365/ 
  4. ^ “日本人監督がアフリカとNYを舞台に描いた移民の物語「リベリアの白い血」公開”. ナタリー. (2017年6月8日). https://natalie.mu/eiga/news/235983 
  5. ^ 映画『リベリアの白い血』が描き出す「移民」たちの苦悩”. ハフポスト (2017年8月8日). 2022年10月6日閲覧。
  6. ^ 『アイヌモシリ』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2020年12月20日). 2022年10月6日閲覧。
  7. ^ "水川あさみ、監督デビュー作の主演は夫・窪田正孝 『MIRRORLIAR FILMS』S4の詳細発表". Real Sound. blueprint. 20 June 2022. 2022年6月20日閲覧
  8. ^ "「MIRRORLIAR FILMS」第4弾監督は、池田エライザ、齊藤工、藤井道人、水川あさみ、ムロツヨシら9名! 伊藤沙莉、窪田正孝らが出演". 映画.com. カカクコム. 20 June 2022. 2022年6月20日閲覧
  9. ^ 福永壮志監督×山田杏奈「山女」2023年公開 遠野物語の民話にインスパイアされた物語”. 映画.com (2022年9月21日). 2022年10月6日閲覧。

外部リンク 編集