秘録怪猫伝』(ひろくかいびょうでん)とは、1969年12月20日に劇場公開された大映製作のエロティックホラー時代劇映画作品[2]田中徳三監督作。佐賀藩に伝わる鍋島の化け猫騒動を扱った映画で、田中徳三にとって、最後の大映製作映画監督作品でもある[3]

秘録怪猫伝
Haunted Castle (英題)[1]
監督 田中徳三
脚本 浅井昭三郎
出演者 本郷功次郎
小林直美
亀井光代
戸浦六宏
音楽 渡辺宙明
撮影 今井ひろし
編集 山田弘
製作会社 大映
配給 大映
公開 1969年12月20日
上映時間 82分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要 編集

カラーワイド作品唯一の本格化け猫映画[4]。たま役のネコは公募され、最終選考に残った60匹の中から選ばれた[4]

公開直前、この映画に出演した毛利郁子12月14日に愛人刺殺事件を犯して逮捕された。

あらすじ 編集

小夜の美しさに心を奪われていた鍋島丹後守は小夜の兄である又七郎を惨殺。小夜は復讐を愛猫に託し自害。その夜から城内には怪奇な出来事が発生する。

登場人物 編集

併映作品 編集

眠狂四郎 卍斬り

脚注 編集

  1. ^ 秘録怪猫伝”. 日本映画情報システム 文化庁. 2022年7月18日閲覧。
  2. ^ 秘録怪猫伝”. ぴあ. 2022年9月18日閲覧。
  3. ^ 時代劇の粋と美学 大映京都の二枚看板・田中徳三と三隅研次”. 小学館 神保町シアター. 2022年9月18日閲覧。
  4. ^ a b 石井博士ほか『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、208頁。ISBN 4766927060 

外部リンク 編集