竜頭の滝(りゅうずのたき)は、岡山県真庭市仲間にある。「龍頭の滝」と表記するものもある[1]。落差13メートルの直瀑の滝で[2]、この地を代表する滝のひとつに数えられている[3]

竜頭の滝
所在地 日本の旗 日本 岡山県真庭市仲間
位置 北緯35度8.0分48.9秒 東経133度42.0分50.5秒 / 北緯35.146917度 東経133.714028度 / 35.146917; 133.714028座標: 北緯35度8.0分48.9秒 東経133度42.0分50.5秒 / 北緯35.146917度 東経133.714028度 / 35.146917; 133.714028
落差 13 m
滝幅 3 m
水系 旭川水系大庭皿川
竜頭の滝の位置(岡山県内)
竜頭の滝
竜頭の滝
竜頭の滝 (岡山県)
地図
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

昔、旭川に棲んでいた巨大が、滝へ登る際に頭が見えていたということが名称の由来と伝えられている[3]。別名「波切り不動滝[3]

概要 編集

真庭市中央部を流れる旭川支流の、大庭皿川(おおばさらがわ)に懸かる落差13メートルの直瀑[2]、滝幅は3メートル[4]。滝壷は5メートルと深い[3]。滝の上には、この地方では珍しいイイギリ科ナンテンギリが生息している[5]

かつては地域の信仰の滝で、滝前には祭壇もあったが[6]、現在は滝見道の途中で落石のため立入禁止となっている[7][注 1]。また、大庭皿から竜頭の滝周辺は櫃ヶ山からの下山ルートになっていたが[8]、現在は登山道の崩壊により竜頭の滝方面へは通り抜けができなくなっている[9]

岡山県の架空の村「鬼首村(おにこうべむら)[注 2]」を舞台とする、横溝正史推理小説夜歩く』の中に描かれている、「竜王の滝」のモデルの滝と見なされている[10]

アクセス 編集

竜頭の滝への滝見道入口までのアクセスは以下のとおり。

周辺情報 編集

脚注 編集

 
竜頭の滝への滝見道入口と案内板
 
日の谷バス停

注釈 編集

  1. ^ 滝見道入口の「ご案内 竜頭の滝」の看板にも、土砂災害による道路の陥没、倒木、落石のため、竜頭の滝までの道が立入禁止となっている旨の貼り紙が掲示されている。
  2. ^ 夜歩く』の舞台の鬼首村は、鳥取県との県境の真庭市に位置すると考えられている。詳細は、夜歩く#鬼首村の所在地と村の背景を参照。
  3. ^ 久納のひとつ手前の日の谷の方が近く[8]、日の谷バス停のすぐ近くに、「ご案内 竜頭の滝」の看板と滝への滝見道入口がある。

出典 編集

  1. ^ 竜頭の滝(岡山県真庭市仲間)・・・2019/10”. tanukiの滝めぐりブログ (2019年10月18日). 2024年2月3日閲覧。
  2. ^ a b 龍頭の滝”. 滝ペディア. 2024年2月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 竜頭の滝”. いこーよ. アクトインディ. 2024年2月2日閲覧。
  4. ^ 暗黒に輝く「竜頭の滝」~岡山県真庭市”. 一枚の写真と旅日記 (2016年5月20日). 2024年2月2日閲覧。
  5. ^ 観光案内 温泉周辺を車で散策!”. 湯原国際観光ホテル「菊之湯」. 2024年2月2日閲覧。 “竜頭の滝(りゅうずのたき)”
  6. ^ 龍頭の滝”. ホージローのフォト日記. 2024年2月2日閲覧。
  7. ^ 竜頭の滝”. 「ちゃぴお滝へ行く」の巻 (2021年3月22日). 2024年2月2日閲覧。
  8. ^ a b 天狗の森から櫃ヶ山へ”. YAMAP (2022年4月10日). 2024年2月2日閲覧。
  9. ^ 櫃ヶ山登山 (21/21)”. YamaReco (2023年5月28日). 2024年2月2日閲覧。
  10. ^ 南 一平(画)、網本善光(文)『岡山ぶらりスケッチ紀行』日本文教出版株式会社岡山文庫〉、2011年6月25日、109-112頁。"夜歩く真庭市)"。 

関連項目 編集

外部リンク 編集