笑福亭 銀瓶(しょうふくてい ぎんぺい、1967年10月15日 - )は、兵庫県神戸市出身の落語家俳優。所属事務所松竹芸能。 本名は、松本まつもと 鐘一しょういち。国立明石工業高等専門学校電気工学科卒業。血液型はB型。 出囃子は「拳」[1]。愛称は「銀ちゃん」。尼崎市在住(2020年時点)。

笑福亭しょうふくてい 銀瓶ぎんぺい
笑福亭(しょうふくてい) 銀瓶(ぎんぺい)
本名 松本まつもと 鐘一しょういち
別名 ちん 鐘一しょういち
生年月日 (1967-10-15) 1967年10月15日(56歳)
出身地 日本の旗 日本兵庫県神戸市灘区
師匠 笑福亭鶴瓶
出囃子
ギンギラギンにさりげなく
活動期間 1988年 -
所属 松竹芸能
受賞歴
2008年 第3回繁昌亭大賞 奨励賞
2009年 第4回繁昌亭大賞 大賞
2017年 文化庁芸術祭 優秀賞
備考
上方落語協会会員

来歴 編集

20歳まで神戸で生れ育つ。1988年3月、笑福亭鶴瓶にタレント志望で入門。5月25日に正式に名前「銀瓶」を名乗る(芸名は大阪市内にあるカステラ専門店"銀装"の名前にちなむ)。師匠同様のマルチな才能で、落語家としてだけでなくタレントとしても活躍。所属の松竹芸能が主催する舞台では主役のジョン・レノン役を務めた。元々タレント志望で兄弟子の笑福亭笑瓶が入門してすぐにテレビに出て活躍しているのに憧れて入門。落語にはあまり興味なかったが鶴瓶宅で桂米朝の「胴乱の幸助」を聴いたことで落語にも精進するようになる。

また、在日韓国人3世で1996年に日本国籍を取得。日本の学校に通ったため朝鮮語は全く出来なかったが、見た映画をきっかけに独学で朝鮮語を習得[2]。2005年から朝鮮語による落語に取り組んでいる。帰化前の本名は沈鐘一(シム・ジョンイル、심종일)。

2005年から韓国でも朝鮮語による落語を披露、2006年は9月21日から23日までソウルの高麗大学校同徳女子大学校、時事日本語社で朝鮮語と日本語の落語を行った(演題は朝鮮語で「時うどん」日本語で「千早振る」)。

2001年頃までは読売ジャイアンツのファンであったが、その後は阪神タイガースのファンに鞍替えし、現在も阪神ファンである。

2010年10月からは文化庁文化交流使として韓国で1ヶ月生活しながら釜山などで韓国語落語を披露した。

出演 編集

テレビ 編集

ラジオ 編集

舞台 編集

  • 焼肉ドラゴン
  • テノヒラサイズの人生大車輪
  • サラリーマンナイトフィーバー(2022年、作・演出:錦織一清、松竹)
  • わが街、道頓堀 〜OSAKA 1970〜(2023年)[4]

DVD 編集

  • 繁昌亭らいぶシリーズ
  • 松竹特選落語シリーズ4・笑福亭銀瓶

著書 編集

  • 銀瓶人語VOL.1
  • 銀瓶人語VOL.2
  • 銀瓶人語VOL.3
  • 師弟 笑福亭鶴瓶からもらった言葉(西日本出版社、2021年4月)

受賞 編集

参考資料 編集

  • 『日韓交流スクランブル』ISBN 4469232513 インタビューが収録されている。

脚注 編集

  1. ^ 2018年1月20日の第116回上方落語をきく会夜の部「銀瓶しごきの会」の1席目では「ギンギラギンにさりげなく」を使用。
  2. ^ 日本経済新聞 2010年10月19日夕刊
  3. ^ 今日のNHK朝ドラ『舞いあがれ!』。取引を打ち切る、冷酷、非情な購買部長、笑福亭銀瓶です😎2022年1月24日閲覧。
  4. ^ 浜中文一・室龍太ら出演の「わが街、道頓堀」メインビジュアルお披露目、追加キャストも決定”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年10月30日). 2023年10月30日閲覧。
  5. ^ 平成29年度(第72回)文化庁芸術祭賞受賞一覧” (PDF). 文化庁 (2017年). 2020年11月13日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集