第60独立自動車化狙撃旅団 (ロシア陸軍)
第60独立自動車化狙撃旅団（だい60どくりつじどうしゃかそげきりょだん、ロシア語: 60-я отдельная мотострелковая бригада）は、ロシア陸軍の旅団。第5諸兵科連合軍隷下。
| 第60独立自動車化狙撃旅団 | |
|---|---|
 | |
| 創設 | 1942年8月1日 |
| 所属政体 |
 ソビエト連邦→  ロシア |
| 所属組織 |
 ロシア陸軍 |
| 部隊編制単位 | 旅団 |
| 兵科 | 自動車化狙撃兵 |
| 兵種/任務/特性 | 機甲戦 |
| 所在地 | 沿海地方カメニ＝ルイボロフ |
| 上級単位 | 第5諸兵科連合軍 |
| 主な戦歴 |
第二次世界大戦 ロシアのウクライナ侵攻 |
概要 編集
第二次世界大戦 編集
「ソビエト連邦による満洲侵攻」および「ソ連対日参戦」も参照
1942年8月1日、第二次世界大戦の影響に伴い、赤軍の第218戦車旅団としてロシア・ソビエト連邦社会主義共和国で創設された[1]。
1945年8月、ソビエト連邦による満洲侵攻に投入され、日本軍に勝利し、赤旗勲章を授与された[1]。
1945年12月、第2戦車師団隷下に配属され、部隊縮小に伴い、第218戦車連隊に改編された。
ロシア陸軍 編集
1992年12月26日、ソビエト連邦の崩壊とロシアの独立で創設されたロシア陸軍に編入した。
2009年1月、部隊増強に伴い、第60独立自動車化狙撃旅団に改編された。
2018年12月、第127自動車化狙撃師団が再編され、第60旅団とは無関係に第218戦車連隊（第2編成）が再編された。
ロシアのウクライナ侵攻 編集
東部・アウディーイウカ戦線 編集
「アウディーイウカの戦い (2022年)」も参照
2022年4月、ロシアのウクライナ侵攻では、東部ドネツィク州ポクロウシク地区で攻勢を開始したが、オチェレティネで撃退された[2]。
南部・ヘルソン戦線 編集
「2022年ウクライナ夏季の反転攻勢」も参照
2022年8月、南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置されたが、11月にウクライナ軍の攻勢でヘルソンを解放されてドニエプル川西岸から撤退した[3]。
東部・南ドネツク戦線 編集
「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年6月、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区に再配置され、第127自動車化狙撃師団と合同で第35独立海兵旅団、第38独立海兵旅団の攻勢を防御したが、ドミトリー・シュリャプキン大隊長が戦死してストロジェベ、ウロジャイネを解放された[4][5][6][7]。
編制 編集
- 旅団司令部（カメニ＝ルイボロフ）
- 第1自動車化狙撃大隊
- 第2自動車化狙撃大隊
- 第3自動車化狙撃大隊
- 戦車大隊
- 旅団砲兵群
- 本部中隊
- 第1自走砲大隊
- 第2自走砲大隊
- ロケット砲大隊
- 対戦車砲大隊
- 防空大隊
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
- ^ a b 第218戦車旅団 タンクフロント
- ^ Ukraine War, 16, 17, 18 and 19 April 2022 トム・クーパー
- ^ Що відбувається у Південній операційній зоні? コスティアンティン・マショベツ
- ^ ウクライナ海兵隊、ロシアが支配するマリウポリに接近中 フォーブス・ジャパン
- ^ Протистояння артилерії LB.ua
- ^ ドミトリー・シュリャプキン トップ貨物200便
- ^ 解放した村にウクライナの旗 東部ドネツク州 CNN