米線(ミーシェン、中国語: 米线ピンイン: mǐxiàn)は中国雲南省特産のを使った麺類で、特に同省特産料理の過橋米線に使われる。

米線(左端)を使った過橋米線雲南省のレストランで)

製法 編集

米線は中国雲南省特産の米を材料に使ったヌードルである。製法は時代の『隋書』や北魏時代の『斉民要術』などに記述されているが、その製法過程は様々な場所で複雑で、それぞれ独自に発展したものである。まず新鮮なを原料として使用し、米をきれいな水で洗い、発酵させ、精練し、除湿、蒸し、プレスして、冷却、すすぐという、10を超える一連の過程を経る。

米線は断面が丸く一般に細いが、細いもので直径1.5mm位、太いものは直径3.5-4.0mm位である。通常生麺で売られているが、乾麺もある。

料理 編集

米線は雲南省特産料理の過橋米線におもに使われ、熱くしたお湯を入れた瀬戸物容器に肉類と野菜と共に煮て食べる。雲南省以外でも、中国の主要な市、町に過橋米線専門店があり、中国全土で一般的な料理になっている。また、雲南省は暑いので、冷麺にしてタレをかけて食べることもある。[1]

最近日本でも過橋米線専門店ができたので、「かきょうばいせん」と徐々に呼ばれているが(中国語式では「グォチャオミーシェン」)、米線は一般に売られていないので、中国語式に「ミーシェン」と呼ぶ人が多い。

参照項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集

  ウィキメディア・コモンズには、米線に関するカテゴリがあります。