紫堂 恭子(しとう きょうこ、本名:牛島喜代子[1]1961年6月9日 - )は、日本漫画家。漫画家の牛島慶子は実の妹[2]

しとう きょうこ
紫堂 恭子
生誕 (1961-06-09) 1961年6月9日(62歳)
日本佐賀県
職業 漫画家
活動期間 1988年 -
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来歴・人物 編集

佐賀県出身[3]福岡市在住[2]長崎大学教育学部卒業後、小・中学校の非常勤教師となるが1年半で退職[3]。23歳でまんが家になることを決意し、アルバイトをしながら投稿を続け、1988年、26歳のときに『辺境警備』(小学館『プチフラワー』)でデビュー[2]

1989年からは『グラン・ローヴァ物語』(潮出版社『コミックトム』)の連載を開始[3]。大学2年生のときに読んだトールキンの『指輪物語』に影響を受けたという[4]、壮大なファンタジー作品として静かな人気を得て、1994年に星雲賞コミック部門賞を受賞[3]

1990年代後半は『月刊ASUKAファンタジーDX』(角川書店)で活動、2000年代に入ると『MiChao!』『ホラー&ファンタジー倶楽部』といったウェブコミックにも活動の場を広げた[3]

作品リスト 編集

漫画 編集

イラスト集 編集

  • みずのたからもの - 潮出版社 1993年10月5日 ISBN 4-267-01295-4
    オールカラーで4つの物語を絵本のような感じで書きおろしたイラスト集。小冊子「しとうきょうこのまんがのひみつ」付。
  • 辺境警備プレミアムブック 永遠の約束 - 角川書店 1998年7月 ISBN 4-04-852954-4
    『辺境警備』カラーイラスト集兼設定資料集。デビュー作である読み切り版「辺境警備」収録。
  • 永遠の楽園 紫堂恭子コレクション - 角川書店 2002年3月1日 ISBN 4-04-853479-3
    カラーイラスト集。未収録コミック2編を含む。

挿絵 編集

  • ムーン・ファイアー・ストーンシリーズ(著者 小沢淳講談社X文庫ホワイトハート
    • 金と銀の旅
    • 銅の貴公子
    • 極彩の都
    • 月光の宝珠
    • 青い都の婚礼
  • 女神の祝祭日(著者 小沢淳)講談社X文庫ホワイトハート
  • 魔術師の弟子(著者 小沢淳)講談社X文庫ホワイトハート

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ デビュー作「辺境警備」より2年後の物語。
  2. ^ デビュー作「辺境警備」より5年後、ルウム復活暦1005年。北方辺境国であるエアドロム王国の代々王族の警護を務めるバンブラス一族の首長の一人娘として生を受けた少女フィアンナの物語。

出典 編集

  1. ^ KBCラジオ - PAO〜N パオ〜ン - カンパニー漫遊記「社長のイス」2009/4/22 - KBC公式ウェブサイト(2013年11月3日時点のアーカイブ
  2. ^ a b c 大井夏代『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』2014年、pp.144-145
  3. ^ a b c d e 大井夏代『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』2014年、p.140
  4. ^ 大井夏代『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』2014年、p.149
  5. ^ “晴十ナツメグの中華活劇&紫堂恭子「辺境警備外伝」がボニータで、赤石路代の読切も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月6日). https://natalie.mu/comic/news/403743 2021年11月16日閲覧。 
  6. ^ “シリーズ40周年「やじきた学園道中記」完結、夏には市東亮子の新シリーズ開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月6日). https://natalie.mu/comic/news/472871 2022年4月6日閲覧。 
  7. ^ “紫堂恭子とムラマツヒロキ×川島よしお、2本の新連載がボニータでスタート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年3月6日). https://natalie.mu/comic/news/515505 2023年3月6日閲覧。 

参考文献 編集

外部リンク 編集