緊急速報メール (SoftBank)

災害・避難情報を受信できる携帯電話端末向けサービス

緊急速報メール(きんきゅうそくほうメール)とは、気象庁が配信する緊急地震速報津波警報地方公共団体が発信する災害・避難情報などを受信することができる、ソフトバンク社の携帯電話端末向けサービスである。

ウィルコムがソフトバンクモバイル(当時)のMVNOとして提供しているWILLCOM CORE 3G回線を利用したスマートフォンおよびディズニー・モバイルが提供するDisney Mobile スマートフォン並びに旧イー・アクセスが提供するEMOBILE 4G-S契約のスマートフォン、当社Y!mobileブランドの「電話サービス(タイプ1)」・「電話サービス(タイプ3)」契約のスマートフォンについても同様の対応がなされているため[要出典]、併せて記する。

概要 編集

2012年1月31日にサービス開始された。既存の「ゆれくるコール」サービスが有料・個別配信であるのに対して、使用料や通信料が無料であり、輻輳(ふくそう)の影響を受けない一斉配信システムになっている。

携帯電話の利用者は通信料、情報料ともに無料。ただし、情報中に表示されたURLやアプリケーション内のヘルプページからサイト接続をした場合は、別途通信料などが発生する。

対象エリアにいる場合でも、通信中ないしは電波が届かなかった場合の再受信は不可。

配信方式 編集

受信エリア 編集

  • 緊急地震速報:日本全国
  • 津波警報:大津波や津波の警報対象沿岸地域を含むエリア内であれば、日本国内全域で受信可能
  • 災害・避難情報:配信対象エリアのみ

なお、大雨・暴風や火山の噴火などといった特別警報発表時も配信していたが、防災ラジオや防災アプリなどが普及してきたことから、2021年10月28日に配信を終了する事を気象庁が発表していた[1]。しかし、「避難に必要な情報が得られなくなるのではないか」などの意見が寄せられたことに加え、気象庁も地方自治体が住民に対して避難情報を適切に提供しているか調査した上で改めて配信継続の可否についての判断を行いたいとして一旦終了を延期することになった[2]

対応機種 編集

SoftBank 編集

2012年12月3日現在。

iPhone 編集

iPhone 4 については、iOS 5 以降へのアップデートにより緊急地震速報にのみ対応する。

SoftBank スマートフォン 編集

このほか、SoftBank スマートフォンの一部は、緊急地震速報にのみ対応している機種もある。今後、現状では緊急地震速報も非対応の端末であってもアップデートで対応する可能性もあるとしているが、緊急地震速報のみとなるケースもあるとしている。なお、2012年9月現在、SoftBank Xシリーズの端末で、緊急地震速報に対応させるアップデートを予定している端末はない。

SoftBank 3G 編集

このほか、SoftBank 3Gの端末では、緊急地震速報のみに対応した機種が2機種[3]ある。

4G ケータイ・AQUOS ケータイ 編集

みまもりケータイ 編集

みまもりホームセキュリティ 編集

デジタルフォトフレーム 編集

アップデート適用後に利用可能(適用しない場合は、緊急地震速報のみ対応)。

ディズニー・モバイル 編集

Disney Mobile スマートフォン 編集

DM011SH以前の機種は、アップデート適用後に利用可能(適用しない場合は、緊急地震速報のみ対応)。

デジタルフォトフレーム 編集

Y!mobile(電話サービス(タイプ1)対応端末) 編集

スマートフォン 編集

4G ケータイ・AQUOS ケータイ 編集

旧ブランド 編集

ウィルコム 編集

PHS回線を利用して行われるものは、緊急速報メール (ウィルコム)を参照。

一部機種は、アップデート後に対応となる。このほかのウィルコムから発売されたSoftBankブランドのスマートフォン機種は、すべて緊急地震速報にのみ対応(アップデート対応を含む)。

イー・アクセス(EMOBILE 4G-Sに限る) 編集

脚注 編集

  1. ^ 気象庁が気象・噴火の特別警報の「緊急速報メール」配信終了へ、地震や津波は継続”. ケータイ Watch (2021年10月13日). 2021年10月13日閲覧。
  2. ^ 特別速報メール「配信終了」は白紙に 気象庁”. 産経新聞 (2021年10月15日). 2021年10月16日閲覧。
  3. ^ SoftBank 831NおよびSoftBank 840Nが該当。詳細は、各記事を参照。

関連項目 編集

外部リンク 編集