置き傘(おきがさ)とは、突然のに備えて施設の玄関などの傘立てに置いたのこと。

学校職場など、毎日通うところに傘の持ち主が置いておくことを指す他、公共施設などで利用者のサービスの一環として置かれている傘を指すこともある。後者の置き傘は貸し傘ともいわれる。江戸時代の呉服屋であった三井が「ふるまい傘」として店先に置いた話が有名である。

置き傘が使われるのは、朝は雨が降っておらず、天気予報も見ていなく、傘を持って行かなかった時のみであるため、使われる機会のないまま、置き傘の存在やどれが自分のものであるかを忘れ、持ち主不明状態の傘や、傘の入れ替わりが生じることも多い。