胸騒ぎの恋人』(むなさわぎのこいびと、Les Amours imaginaires)は2010年カナダドラマ映画。監督・脚本・主演はグザヴィエ・ドラン、出演は他にモニカ・ショクリフランス語版ニールス・シュネデールフランス語版など。ある男性に魅了された男性と女性、2人の苦悩を描いている[3]

胸騒ぎの恋人
Les Amours imaginaires
監督 グザヴィエ・ドラン
脚本 グザヴィエ・ドラン
製作 グザヴィエ・ドラン
キャロル・モンデーロ
ダニエル・モラン
出演者 グザヴィエ・ドラン
モニカ・ショクリフランス語版
ニールス・シュネデールフランス語版
音楽 グザヴィエ・ドラン(選曲)
撮影 ステファニー・ウェベール=ビロン
編集 グザヴィエ・ドラン
製作会社 Mifilifilms
配給 カナダの旗 Alliance
日本の旗 pictures dept.
公開 カナダの旗 2010年6月11日ケベック
日本の旗 2014年2月1日
上映時間 102分
製作国 カナダの旗 カナダ
言語 フランス語
英語
製作費 CAD600,000[1]
興行収入 世界の旗 $843,423[2]
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2010年5月の第63回カンヌ国際映画祭ある視点部門)で初上映された[4]。日本では劇場未公開のまま2013年11月17日にWOWOWで放送され[5]、その後、2014年2月1日から東京、神奈川、大阪など数カ所で順次劇場公開されている[6]

ストーリー 編集

ゲイのフランシスとストレートのマリーは姉と弟のような親友同士。ある日、2人は友人らとのパーティで1人の明るく社交的な美青年ニコラと出会う。フランシスもマリーも口では好みでないと言いながらも、ニコラに一目惚れする。そんな2人とニコラは友人として親しくなり、3人で遊ぶことも増える。フランシスもマリーもそれぞれセックスの相手には不自由していなかったが、無邪気なニコラと親しくなるに従って、ニコラへの想いを募らせて行く。マリーがニコラに対して積極的なのに対し、フランシスはマリーを気遣ってニコラに対しては遠慮がちであったが、3人で小旅行に行った先で、ニコラと楽しげに戯れるフランシスに嫉妬したマリーは、フランシスと取っ組み合いの喧嘩を始めてしまう。その様子を目撃したニコラは、この出来事以降、2人と距離を置くようになる。そんなニコラへの想いを抑え切れなくなったフランシスとマリーはそれぞれニコラに告白するが、ニコラはきっぱりと拒絶する。共にニコラに振られたフランシスとマリーは再び以前と同様の親友関係に戻る。

1年後、ある夜のパーティでフランシスとマリーはニコラと再会する。久しぶりの再会にニコラは2人に声をかけるが、そんなニコラを2人は拒絶し、無視する。そして、パーティで出会った1人のハンサムな青年にフランシスとマリーは再び同時に恋してしまう。

キャスト 編集

作品の評価 編集

アロシネによれば、フランスの24のメディアによる評価の平均点は5点満点中3.5点となっている[7]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「極めて芸術的な映画であり、『胸騒ぎの恋人』の興味をそそる魅力的なコンセプトはグザヴィエ・ドラン監督の演出の華やかさによって埋もれてしまうことがある。」であり、73件の評論のうち高評価は73%にあたる53件で、平均点は10点満点中6.9点となっている[8]Metacriticによれば、21件の評論のうち、高評価は18件、賛否混在は3件、低評価はなく、平均点は100点満点中70点となっている[9]

出典 編集

  1. ^ Les amours imaginaires (2010)” (英語). IMDb. 2013年11月17日閲覧。
  2. ^ Heartbeats” (英語). Box Office Mojo. 2021年5月5日閲覧。
  3. ^ 胸騒ぎの恋人”. WOWOW. 2013年11月17日閲覧。
  4. ^ Kelly, Brendan (2010年5月14日). “Xavier Dolan: Flattered, but fretting about Cannes return” (英語). Montreal Gazette. オリジナルの2010年10月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101007175207/http://www.montrealgazette.com/entertainment/Xavier+Dolan+Flattered+fretting+about+Cannes+return/2912741/story.html 2013年11月17日閲覧。 
  5. ^ 2013年11月 月間番組表” (PDF). WOWOW. 2013年11月17日閲覧。
  6. ^ 胸騒ぎの恋人”. pictures dept.. 2014年4月8日閲覧。
  7. ^ Critiques Presse pour le film Les Amours Imaginaires” (フランス語). AlloCiné. 2021年5月5日閲覧。
  8. ^ "Heartbeats". Rotten Tomatoes (英語). 2021年5月5日閲覧
  9. ^ "Heartbeats" (英語). Metacritic. 2021年5月5日閲覧。

外部リンク 編集