臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)は、臨済宗宗派。大本山は南禅寺[1]

南禅寺

歴史 編集

1291年正応4年)に無関普門により始まり、京都南禅寺を創建して本山とした[2]

南禅寺の創建より以前は、この地に亀山天皇1264年文永元年)に造営した離宮の禅林寺殿があった。「禅林寺殿」の名は、南禅寺の北に隣接する浄土宗西山禅林寺派総本山の禅林寺(永観堂)に由来している[2]

この離宮は「上の御所」(上の宮)と「下の御所」(下の宮)に分かれていたが、1287年弘安10年)に「上の御所」に亀山上皇が持仏堂を建立し「南禅院」と名付けた。これが南禅寺のそもそもの始まりである。後に持仏堂の南禅院は南禅寺の塔頭・南禅院となっている[3]

主な寺院 編集

脚注 編集

  1. ^ 寺院概要”. 南禅寺. 2023年11月20日閲覧。
  2. ^ a b 臨済宗南禅寺派”. 全日本仏教会. 2023年12月7日閲覧。
  3. ^ 『日本寺院名鑑』(1982年、名著普及会)

外部リンク 編集