自機

コンピュータゲームでプレイヤーが操作するキャラクター

自機(じき)

  1. コンピュータゲームでプレイヤーが操るキャラクター。本項で詳述。
  2. 主に航空機に用いられ、自分の乗る機体を指す名称。

自機(じき)とは、シューティングゲームアクションゲーム、およびその他のコンピュータゲームなどでゲームのプレイ時に、操作する対象となるゲーム中のキャラクター(人物、動物植物ロボット航空機戦車戦艦、その他の乗り物など)のこと。「マイキャラ」「自キャラ」とも呼ばれる。

字義的には戦闘機などの航空機に対して呼ぶべきものだが、1970年代後半からプレイヤーの間ですでにプレイヤーが操るキャラクターの代名詞となっており、『スーパーマリオブラザーズ』のように人間や動物のキャラクターを操る場合も習慣的に「自機」と呼ぶこともあり、数え方も「1人、2人……」「1匹、2匹……」ではなく「1機、2機……」と呼ばれることもある。

プレイヤーストック 編集

プレイヤーストックとは自機の残りの数を指し、俗に「残機」や「機数」などと呼ばれる。それはゲームプレイのミスにより減少する。ミスした際(たとえ本当の死亡でなくても)「死ぬ」と直接的な表現が取られることが多い。

ゲーム中にスコアアイテムなどでプレイヤーストックが増加する事を「エクステンド」や「1UP」(ワンアップ、ワンナップ、いちアップなど。呼称は様々)と呼ぶ。

多くの場合は以下の組み合わせによりゲームの仕様が決定する。

プレイヤーストック制
ミスをすると自機が1つ減り、プレイヤーストックが0の時点でミスをするとゲームオーバーとなる[注 1]。ゲームのスタート時における、1クレジットあたりのストック数は3であるのが一般的だが、これはピンボールが3ボール制であったことに由来する(ゲームによっては、オプションでプレイヤーストック数を増減できるのもある)。ゲームによっては、防御手段等により一定時間(又は一定回数)ミスを防げるゲームや、一定条件によりプレイヤーストックがいくつあっても即ゲームオーバーになる「即死」が採用されているゲームもある。
ライフ制
ダメージを受けるとライフが減り、ライフを全て失うとゲームオーバーとなる。プレイヤーストック制と同様、ゲームによっては、防御手段等により一定時間(又は一定回数)ライフの減少を防げる物もある。また、一定条件(穴に落ちる・特定のトラップに引っかかる・制限時間が切れるなど)により、一瞬でライフがなくなる「即死」が採用されているゲームもある。
プレイヤーストック・ライフ併用制
プレイヤーストック制とライフ制を掛け合わせたもの。ダメージを受けるとライフが減り、ライフを全て失うとミスとなる。ミスをすると自機が1つ減るが、ライフは回復する。ストックが0の時点(一部ゲームでは1の時点)でライフを全て失うとゲームオーバーとなる。この場合も、一定条件により一瞬でライフやプレイヤーストックがなくなり即ミス・即ゲームオーバーになる「即死」が採用されているゲームもある。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 『スーパーマリオブラザーズ』など一部のゲームではストック数ではなく全ての数を表示をするのでよく誤解されるが、この場合1の時にはプレイヤーストックがないことを意味するため、本質的には同じことを言っている[要出典]