自由の像:Szabadság-szobor [ˈsɒbɒtt͡ʃɑ̈ːksobor]、サバッチャーグ像とも)とは、ハンガリーブダペストブダ地区、ゲッレールト山の山頂に位置するである。

自由の像

ハンガリー語の szabadság [ˈsɒbɒtt͡ʃɑ̈ːɡ](サバッチャーグ)は「自由」、szobor [ˈsobor](ソボル)は「像」の意。ただしSzabadság-szobor と表記すると、szabadság の語末の有声子音の g が続く szobor の無声子音に同化して無声化するため、実際の発音は「サバッチャークソボル」[ˈsɒbɒtt͡ʃɑ̈ːksobor] となる。

初めてこの像が作られたのは1947年第二次世界大戦中のソビエト連邦の侵攻の記憶として建てられた。

14mの高さを有すこの銅像は26mの高さの台座の上に建っており、ヤシの葉を持っている。二つの小さな像が台の周りに存在しており、この二つを含む像は一時期メメント・パークに所在していた。この像はキシュファルディ・スツローブル・シグモンドによってデザインされ、彼によるとこのデザインはホルティ・イシュトヴァーンの記念として作られたが、ソビエト連邦の修正によりヤシの葉が人間の子供に取って代られている事に気付いたと言う。

ソ連赤軍による枢軸国ハンガリー王国の占領は、占領軍の立場から「解放」だということにされ、この“解放記念像”の建設に際しては、記念碑にハンガリー語とロシア語で以下の様に記銘された。

A FELSZABADÍTÓ
SZOVJET HŐSÖK
EMLÉKÉRE
A HÁLÁS MAGYAR NÉP
1945

解放者である
ソビエトの英雄達を
記念して
感謝するハンガリー人民
1945年

1989年にハンガリーが社会主義体制から体制転換すると碑文も以下の様に改められた。
MINDAZOK EMLÉKÉRE
AKIK
ÉLETÜKET ÁLDOZTÁK
MAGYARORSZÁG
FÜGGETLENSÉGÉÉRT,
SZABADSÁGÁÉRT
ÉS BOLDOGULÁSÁÉRT

ハンガリーの
独立と
自由と
幸福のために
命を捧げた
者達
全てを記念して

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関連項目 編集

参考文献 編集

座標: 北緯47度29分11秒 東経19度02分53秒 / 北緯47.48639度 東経19.04806度 / 47.48639; 19.04806