花と雨

SEEDAの音楽アルバム

花と雨』(はなとあめ)は、2006年12月23日にリリースされた日本ヒップホップMCであるSEEDAアルバム

花と雨
SEEDAスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヒップホップ / ラップ
レーベル KSR
SEEDA アルバム 年表
DJ ISSO AND SEEDA
CONCRETE GREEN 3
2006年
花と雨
2006年
DJ ISSO AND SEEDA
CONCRETE GREEN 4
2007年
ミュージックビデオ
「花と雨」 - YouTube
オーディオ
不定職者 - YouTube
花と雨 - YouTube
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全楽曲のプロデュースをBACHLOGICが担当[1]。このアルバムを経てやっと音楽で飯を食えるようになったと後にSEEDAは振り返っている[2]

2020年1月17日アナログレコード盤を発売した[3]。2020年2月には16FLIPが『花と雨』を全曲リミックスした16FLIP vs SEEDA名義による『Roots & Buds』を配信している[4]

ミュージック・ビデオ 編集

2020年1月16日、Spikey Johnがディレクションを担当した「花と雨」のミュージック・ビデオが公開された[5]

収録曲 編集

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「ADRENALIN」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
2.「TOKYO」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
3.「ILL WHEELS feat.BESSEEDA, BESB.L. aka Bach Logic 
4.「SKiT」 B.L. aka Bach Logic 
5.「不定職者」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
6.「Sai Bai Men feat.OKI (GEEK)」SEEDA, OKIB.L. aka Bach Logic 
7.「WE DON'T CARE feat.GANGSTA TAKASEEDA, GANGSTA TAKAB.L. aka Bach Logic 
8.「JUST ANOTHER DAY」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
9.「GAME」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
10.「ガキのタワ言 feat.K-NERO (SDJ), STICKY (SCARS)」SEEDA, K-NERO, STICKYB.L. aka Bach Logic 
11.「DAYDREAMING」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
12.「LIVE and LEARN」SEEDAB.L. aka Bach Logic 
13.「花と雨[注 1]SEEDAB.L. aka Bach Logic 

チャート 編集

チャート(2020年) 最高
順位
オリコン週間 アルバムランキング (オリコン[6][注 2] 264

映画 編集

花と雨
監督 土屋貴史
脚本 堀江貴大
土屋貴史
原案 SEEDA『花と雨』
製作 藤田晋
中祖眞一郎
出演者 笠松将
大西礼芳
岡本智礼
中村織央
光根恭平
音楽 SEEDA
CALUMECS
撮影 田嶌誠
編集 前田径成
土屋貴史
制作会社 P.I.C.S.
配給 ファントム・フィルム
公開   2020年1月17日
上映時間 114分
製作国   日本
言語 日本語
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2020年1月17日、花と雨を原案とした同名映画『花と雨』が公開された。主演はオーディションを勝ち抜いた笠松将。笠松にとって本作が初の主演映画となる。監督は長編商業映画デビュー作となった土屋貴史。SEEDAがこの映画の音楽プロデュースを手掛けており、ラッパーの仙人掌演技ラップ指導を担当している[7][8][9]PG-12指定[10]

第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品された[11]

キャスト 編集

スタッフ 編集

逸話 編集

SEEDAはディプロマッツ50セントの影響で、(ラッパーが)映画を制作するというのが自身のキャリアにおける夢の一つであったといい、本作の制作が決まる何年も前から『花と雨』の映画化をしたかったという。制作費用がなかったことや、周りに理想のクリエイターがいなかったこともあり実現していなかったが、監督の土屋の作品に出会ったのがきっかけで、具現化していくこととなった[12]

主演を務めた笠松、監督の土屋は本作撮影前から既にSEEDAのアルバム『花と雨』を知っており、昔から聴いていたという[13][14]。興味がないラッパーの映画のオーディションだったら受けていなかったと笠松は語っている[15]。笠松はビジュアルの部分など吉田というキャラクターに必要な要素が足りなかったとオーディション前に分析し、元々は主役ではないオーディションを受けていたという[16]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ additional vocalとしてEMI MARIAが参加。隠しトラックでTHANK (bonus)が収録。
  2. ^ 2020年01月27日付。アナログ盤の順位。

出典 編集

  1. ^ “SEEDA『花と雨』の誕生 - Real Sound|リアルサウンド”. Real Sound (株式会社blueprint). (2020年2月22日). https://realsound.jp/2020/02/post-508332_3.html 2020年8月24日閲覧。 
  2. ^ SEEDA『SEEDA|INTERVIEW[インタビュー|Amebreak[アメブレイク]]』(インタビュアー:吉橋和宏)、株式会社サイバーエージェント、2012年2月29日http://amebreak.ameba.jp/interview/2012/02/002652.html2020年8月24日閲覧 
  3. ^ “SEEDA "花と雨" が待望の2LP化!!!|ニュース&インフォメーション|HIPHOP / 日本語RAP|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.net”. diskunion.net (株式会社ディスクユニオン). (2019年11月22日). https://realsound.jp/2020/02/post-508332_3.html 2020年8月24日閲覧。 
  4. ^ “16FLIPの「花と雨」リミックス配信、ジョージア・アン・マルドロウ参加曲アナログ化 - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年2月6日). https://natalie.mu/music/news/366166 2020年8月24日閲覧。 
  5. ^ “SEEDA「花と雨」MV公開、Spikey Johnがディレクション担当(動画あり) - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年1月16日). https://natalie.mu/music/news/363467 2020年8月24日閲覧。 
  6. ^ 花と雨”. ORICON NEWS. 2020年8月13日閲覧。
  7. ^ “SEEDAのアルバム「花と雨」映画化決定、仙人掌が演技指導(コメントあり) - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2019年9月12日). https://natalie.mu/music/news/347232 2020年8月24日閲覧。 
  8. ^ “SEEDA原案の映画「花と雨」場面写真と予告編公開、ドラッグディールのシーンも(動画あり) - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2019年11月15日). https://natalie.mu/music/news/355544 2020年8月24日閲覧。 
  9. ^ 笠松将が主演! SEEDAの傑作アルバムを映画化した『花と雨』 ラップ指導・仙人掌とアツい想いを語る』(インタビュアー:BANGER!!! 編集部)、ジュピターエンタテインメント株式会社、2020年1月16日https://www.banger.jp/movie/25187/2020年8月24日閲覧 
  10. ^ 花と雨 : 作品情報 - 映画.com”. 映画.com. 2020年8月24日閲覧。
  11. ^ “笠松将「花と雨」でラップ初挑戦! 歌詞を書きなぐった苦闘の日々、SEEDAとの約束を語る : 映画ニュース - 映画.com”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2019年11月1日). https://eiga.com/news/20191101/20/ 2020年8月24日閲覧。 
  12. ^ スラング、コカイン、大麻栽培まで――ラッパーの“禁忌”な生き様――SEEDAが語る映画『花と雨』|サイゾーpremium』(インタビュー)、株式会社サイゾー、2020年1月27日https://www.premiumcyzo.com/modules/member/2020/01/post_9701/2020年8月24日閲覧 
  13. ^ “「花と雨」笠松将がSEEDAとの深夜ドライブ回想「全部託したいと言われました」 - 映画ナタリー”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2019年11月1日). https://natalie.mu/eiga/news/353742 2020年8月24日閲覧。 
  14. ^ 映画『花と雨』なぜSEEDAの「花と雨」発売から14年経ての映画化だったのか、土屋貴史監督がアルバムとの出会いを語る― | anemo』(インタビュー)、アソート株式会社、2019年12月4日https://www.anemo.co.jp/movienews/newmovie/hanatoame4-20191204/2020年8月24日閲覧 
  15. ^ “特集:花と雨 SEEDAの名盤から生まれた話題の映画の魅力を掘り下げる”. Mikiki (タワーレコード株式会社). (2020年1月14日). https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/23998?page=2 2020年8月24日閲覧。 
  16. ^ 笠松将が語る、主演映画『花と雨』における覚悟  「退路を断った。逃げ道がなくなった」|Real Sound|リアルサウンド 映画部』(インタビュアー:折田侑駿)、株式会社blueprint、2020年1月18日https://realsound.jp/movie/2020/01/post-487839.html2020年8月24日閲覧 

外部リンク 編集