花園賞は、東京都新宿区の神社、花園神社の宮司片山文彦が、考案した賞である。

花園神社は1967年から唐十郎率いる状況劇場がテントを建てて演劇公演を行っていた場所で[1]、1980年以降は状況劇場の後継である唐組のほか、数劇団が公演の場所として使用していた。境内には芸能浅間神社もあり、芸能人の参拝者を集めていた[2]。このように芸能とは縁のある花園神社が、地元新宿の文化に貢献があった個人や団体を顕彰する賞として設けたのが花園賞で、第一回は唐十郎が受賞した[3]。2003年には境内で定期公演を行っている上々颱風が受賞している[4]

主な受賞者 編集

脚注 編集

  1. ^ 「エンタ場 市民権得たアングラ異空間 花園神社」『朝日新聞』2001年(平成13年)5月31日付東京本社夕刊16面。
  2. ^ 「中央線の詩 沿線風景 第6部 源流・新宿 ㊼花園神社(V)」『朝日新聞』2006年(平成18年)3月28日付東京本社朝刊35面(東京)。
  3. ^ 「第一回花園賞に唐十郎氏 神社主催で地域文化を発信」『読売新聞』2001年(平成13年)6月20日付東京本社夕刊15面。
  4. ^ 「新宿、花園神社創設「花園賞」 上々颱風に贈呈」『読売新聞』2003年(平成15年)6月8日付東京本社朝刊32面(都民)。