花詩集』(はなししゅう)は、宝塚歌劇団で公演された、白井鐵造作の歌劇である。初演は1933年昭和8年)で、月組が行った。

概要 編集

「夢の世界から来た絵葉書」と称された豪華な舞台もさることながら、絶頂期にあった三浦時子橘薫のコンビ(エッチン、タッチン)の代表作としても、その名を残している。また、太平洋戦争後も再演されている。多く再演されており、1963年には、30周年を記念し、(主な出演・那智わたる麻鳥千穂ほか)星組が再演。2014年には創立100周年を記念して、同組で宝塚大劇場、東京宝塚劇場、博多座で開催。こちらは龍真咲愛希れいかのコンビが活躍。

出演者・スタッフ 編集

オリジナル
100周年版

主な楽曲 編集

  • 白き椿
  • カーネーション
  • 野菊
  • 鈴蘭
  • 黒ばらのタンゴ

ほか

テレビドラマ 編集

同歌劇を原作としたオムニバステレビドラマが、1959年3月15日から同年5月3日までKRテレビ(現:TBSテレビ)系列で放送された。全8回。放送時間は毎週日曜20:00 - 20:30(JST)。

放送リスト 編集

放送日
(1959年)
サブタイトル 主な出演者
1 3月15日 桜花賦 浅茅しのぶ原保美花柳実
2 3月22日 からたちの花 匂うころ 朝丘雪路市川春代北原隆根本嘉也
3 3月29日 すずらん悲歌 鳳八千代、根本嘉也、浅川みゆ起
4 4月5日 薔薇開く頃 白鳥みずえ上月佐知子羽鳥敏子高島忠夫
5 4月12日 菜の花咲く丘 根本嘉也、梶哲也山田康雄スリー・バブルス
6 4月19日 すみれとテープレコーダー 星野みよ子牟田悌三
7 4月26日 薔薇の輪舞 原田洋子納谷悟朗
8 5月3日 青空とカーネーション 島田妙子旗照夫

(参考:東京新聞中日新聞東京本社、1959年3月15日 - 同年5月3日付のラジオ・テレビ欄。 

KRT系列 日曜20:00 - 20:30枠
前番組 番組名 次番組
花詩集(ドラマ版)
【当番組までドラマ枠
プロ野球中継
または
映画番組
※20:00 - 21:30