苗代田停留場(なわしろだていりゅうじょう)は、かつて大阪府大阪市阿倍野区にあった南海電気鉄道平野線の駅。

苗代田停留場
なわしろだ
NAWASHIRODA
阿倍野 (0.5 km)
(0.5 km) 文ノ里
所在地 大阪市阿倍野区松崎町4丁目
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 平野線
キロ程 1.7 km(今池起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1914年4月26日
廃止年月日 1980年11月28日
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駅名の由来 編集

昭和初期まで当地にあった旧地名「苗代田」による。

歴史 編集

概要 編集

庚申街道と交差する踏切を挟んで西側に平野方面行きホームが、東側に阿倍野・今池方面ホームがあった。

文ノ里停留場方面から当駅にかけては、平野線の中間駅間では随一の勾配区間[注 1]であり、朝のラッシュ時には、満員の電車が喘ぐかのように坂を登ってきたという[注 2]

現在、鉄道の遺構は何も残っていないが、踏切の東側にある喫茶店の形状は、ほぼ当時のままである。

のりば 編集

上り 平野線 阿倍野 ・今池方面
阪堺線直通
恵美須町
平野線 阿倍野方面
上町線直通
天王寺駅前
下り 平野線 田辺・平野方面 平野

周辺 編集

隣の停留場 編集

南海電気鉄道
平野線
阿倍野停留場 - 苗代田停留場 - 文ノ里停留場

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 文ノ里停留場との高低差が6m余あり、駅間500メートルで計算すると12‰の勾配である。
  2. ^ 数字でみれば今池停留場の平野線分岐部分の勾配が25‰である。

出典 編集