落合羊羹(おちあいようかん)は、岡山県真庭市銘菓土産菓子

落合羊羹(舟形)
(古見屋羊羹の高瀬舟羊羹
落合羊羹は表面が糖化している

概要 編集

真庭市のうち旧・落合町で生産される羊羹で、現在は真庭市域、美作地域の土産菓子のひとつにもなっている。

1764年明和元年)に美作国真島郡垂水村(現・真庭市落合垂水)で創業した古見屋羊羹が発祥といわれている。ちなみに古見屋羊羹の店名は、創始者が美作国大庭郡古見村(現・真庭市古見)の出身であったことに由来している。

特徴 編集

羊羹の表面が糖化により硬く、白っぽくなっている「シャリ」が最大の特徴[1] 。これにより食べたときに、外はザクッと、中はモッチリとした独特の食感を味わうことができる。

棹物や板状の羊羹もあるが、高瀬舟に見立てた一口サイズの舟形の羊羹が主流で、この高瀬舟羊羹は「真庭ブランド」にも認定されている。これは、真庭市のうち旧・勝山町から旧・落合町にかけての地域が、かつて高瀬舟の発着場だったことに由来している。以前は舟形容器の両端をホチキスのような金具で留めていたが、近年は糊付けで留めてあり、食べやすさと安全性に配慮されたものになっている。

主な製造業者 編集


脚注 編集

  1. ^ 商品案内|古見屋羊羹”. 2019年6月7日閲覧。

関連項目 編集