蓮蓉包(れんようほう、リエンロンパオ、蓮茸包とも)は中国大陸(特に広東料理)や香港マカオなどで点心としてよく出される菓子パンである。酵母ベースのパン生地ハスの実を餡状にした物を入れて、蒸して調理される[1]。海外の中華街でもしばしば見かける料理でもある。

蓮蓉包
包装された蓮蓉包
発祥地 中華人民共和国
主な材料 酵母ベースのパン生地, ハスの実
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蓮蓉包
繁体字 蓮蓉包
簡体字 莲蓉包
発音記号
標準中国語
漢語拼音lian2 rong2 bao3
粤語
粤拼lin4 jung4 baau1
閩南語
閩南語白話字liân-jiông-pau
蓮蓉包:この独特の料理は、多くの典型的な広東料理店で点心として出される。
壽桃包:誕生日などの記念日に食される蓮蓉包

莲蓉包を桃の形に成形したものを壽桃包(ショウタオパオ)といい、縁起物として食される。

調理法 編集

湖南省産のハスの実をラードと一緒にこねて、ペースト状(これを蓮蓉という)にする。続いて砂糖を加え油で揚げながら攪拌し、とする。その餡を酵母ベースの白いパン生地に入れて、蒸籠で15分程蒸して作る。

包子には異なった材料が多くあるためか、特にパン生地は作り手によって異なった物が出来上がる。一般的にパン生地は、叉焼包で使う物と関連のある材料を使って作られている。

脚注 編集

  1. ^ Chang, Norma (2001年). “My Students' Favorite Chinese Recipes”. The Travelling Gourmet. pp. 28. 2013年11月30日閲覧。 ISBN 0961875941

関連項目 編集