蔣 仁(しょう じん、1743年 - 1795年)は、中国清朝中期の篆刻家書家である。西泠四家に加えられる。

もとの名は泰、は階平といったが、入手した漢印に「蔣仁」と刻してあったことに因んで改名した。は山堂・吉羅居士・女牀山民・罨画渓山院主。杭州府仁和県の人。

略伝 編集

艮山(浙江杭州城東北にある門の名)の門外にある四阿に住んだ。孤高な性格で人との付き合いが少なく、一度も仕官することなく布衣として過ごした。

米芾王羲之王献之孫過庭顔真卿楊凝式に学び、その行書楷書は当代第一と謳われた。また格調高い詩文を詠んだ。

篆刻丁敬に直接師事した。力強く素朴な風格ある作風だったが、人に渡ることが少なく、作品はあまり伝存していない。

著書 編集

  • 『吉羅居士印譜』

出典 編集