薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』(ばらのきにばらのはなさく)は、2003年2月21日サイク・ロゼより発売されたボーイズラブアダルトゲームである。略称「薔薇ノ木」。

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
対応機種 Microsoft Windows
PlayStation 2
PlayStation Portable
発売元 サイク・ロゼ
インターチャネル・ホロン
QuinRose
発売日 2003年2月21日(Win版)
2006年6月15日(PS2版)
2010年12月22日(PSP版)
価格 Win版 6,800円(税別)
PS2版 6,800円(税別)
PSP通常版 5,700円(税別)
PSP豪華版 8,500円(税別)
レイティング 18禁(Win版)
CEROC(15才以上対象)(PS2/PSP版)
キャラクターボイス あり
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沿革 編集

解説 編集

本作は昭和初期の全寮制の男子校を舞台に、小間使いが猟奇的な事件に巻き込まれる様子を描いたアダルトゲームである[1]

1日1回、プレイヤーはキャラクターを組み合わせてイベントを発生させることができ、この場合画面上部に置かれたカードのキャラクターは「攻め」として扱われ、「攻め」ポイントが加算される仕組みとなっている[1]

あらすじ 編集

全寮制の男子校の小間使いである日向 要は、一部の学生から見下されていたものの、それなりに幸せな日々を送っていた。

ある夜、要は生徒から頼まれ、小鳥の死骸を薔薇の根元に埋めようとしたところ、何者かに襲われる。

翌日、要は下宿で意識を取り戻すが、誰に襲われたのかまではわからずじまいだった。しかも、事件以降、一部の生徒は要に対する態度を急変させた上、小鳥の死骸を埋めるよう頼んだ生徒も失踪した。

その後、要と親しい生物教師・月村は「花喰ヒ鳥」という人物から要を襲ったことを仄めかす内容の手紙を受け取り、要は「花喰ヒ鳥」の正体を探るよう薦める。

登場人物 編集

日向 要(ひゅうが かなめ)
声 - 千葉進歩
本作の主人公。
本来は男子校に生徒として入学する予定だったが、正規の入学ができなかったため、立場を悪くしながらも小間使いとして身を置いている。
月村 幹彦(つきむら みきひこ)
声 - 一条和矢
男子校に勤務する生物教師で、要に学問の手ほどきをしている。
火浦 あずさ(ひうら あずさ)
声 - 佐藤勇
男子校の生徒で、親衛隊がいるほどの人気を誇る。
水川 抱月(みずかわ ほうげつ)
声 - 森川智之
「花喰ヒ鳥」を自称する、耽美系推理小説家。
木下 真弓(きのした まゆみ)
声 - 梯篤司
あずさの幼馴染である気弱な少年。火災で両親を失って以来、火浦家に引き取られた。
金子 光伸(かねこ みつのぶ)
声 - 川田紳司
男子校の生徒で、子爵家の嫡男であり、将来を有望視されているが、無断外出をすることが多い。
土田 憲実(つちだ のりざね)
声 - 天田真人
士族の次男で、海外の海軍学校への進学を考えている。要に対して好意的に接する。
鹿之浦 誠司(かのうら せいじ)
声 - 尾形雅宏
要の異母弟。

書籍 編集

小説 編集

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
2003年8月発売 発売元:ビブロス、ノベルズ

漫画 編集

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク アンソロジーコミック
2006年8月発売 発売元:エンターブレイン、アンソロジーコミック

その他 編集

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -Das Versprechen- 公式ビジュアルファンブック
2006年9月発売 発売元:エンターブレイン、ビジュアルファンブック
薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク 小説・シナリオ全集 -Das Wiedersehen- 上巻・下巻
2013年11月18日発売 発売元:宙出版、SS・ドラマCDシナリオ・イラスト+書き下ろし。電子書籍のみ

関連グッズ 編集

ドラマCD 編集

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ~水川抱月ノ事件簿~
2003年12月21日発売 発売元:フロンティアワークス
シナリオは書き下ろしオリジナルストーリー。

ファンディスク 編集

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ファンディスク
2003年発売 発売元:ジェイ・ノード
薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ファンディスクDELUX
2003年発売 発売元:ジェイ・ノード
薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク 愛蔵版
2007年発売 発売元:ジェイ・ノード
本編とファンディスクを1つのパッケージに収めたコレクターズパッケージ。特典も同梱。通販のみの限定販売品。

関連項目 編集

  • 北原白秋 - タイトルの元となった詩「薔薇二曲」(詩集「白金之独楽」収録)の作者。

脚注 編集

外部リンク 編集