蘭陽渓(らんようけい)は、台湾北東部の宜蘭県を流れる河川宜蘭濁水渓とも呼ばれる。蘭陽平原を流れる宜蘭県で最も主要な河川であり、全長は73kmある。

蘭陽渓
蘭陽渓 2006年8月1日撮影
噶瑪蘭大橋から上流を望む
水系 蘭陽渓
延長 73 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 978 km²
水源 南湖大山北麓(大同郷
水源の標高 3,536 m
河口・合流先 太平洋壮囲郷五結郷
流域 宜蘭県
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蘭陽渓
各種表記
繁体字 蘭陽溪
簡体字 兰阳溪
拼音 Lányáng Xī
注音符号 ㄌㄢˊ ㄧㄤˊ ㄒㄧ
発音: ランヤン シー
台湾語白話字 Lân-iâng-khe
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噶瑪蘭大橋から河口方向

地理 編集

中央山脈南湖大山の北麓、宜蘭県大同郷の区域にある思源埡口に源を発する。大同郷全域を貫き、牛鬥付近から蘭陽平原に入り、三星郷員山郷五結郷宜蘭市壮囲郷と流れ、河口からさほど遠くない噶瑪蘭大橋付近で、宜蘭河冬山河という二つの支流を合わせ、太平洋に注ぐ。

蘭陽渓の支流のうち、本川の北側は雪山山脈を源とし、南側は中央山脈を水源としている。これらの支流を含めた蘭陽渓の流域は、宜蘭県のほぼ全ての郷鎮市を網羅し、その面積は978平方キロに及ぶ。このうち、山地が652平方キロ、平地は326平方キロとなっている。

支流 編集

  • 宜蘭河
  • 冬山河
  • 羅東渓
  • 清水渓
  • 粗坑渓
  • 芃芃渓
  • 大湖渓
  • 大礁渓
  • 小礁渓
  • 五十渓

外部リンク 編集