虚無の中での遊戯」(きょむのなかでのゆうぎ)は、MALICE MIZERのマキシシングルCD。 2000年5月31日にMidi:Nette(ミディネット)から発売された。

解説 編集

  • 自主レーベルを設立して復活したシングル3部作の第二弾である。
  • ヴォーカル不在のまま作られた曲であるが、Manaは「闇から差す光」のヴォーカルをイメージし、幾つものコーラス用の譜面を書いた。それにより、混声コーラス隊による歌パートが導入されている[1]
  • 合唱によるメロディー以外の声はエフェクトをかけた各メンバーの声である。
  • Yu〜kiはManaが全パートを打ち込んだデモテープを聞いて、「誰もが持っている、心の中に渦巻く闇の世界」というイメージと「より低い低音が欲しい」という注文をManaから聞いた上で演奏し、Manaが生のベースとシンセベースをミックスさせる事で、迫力・深みを出した[1]
  • パーカッションをメインにすることを考えていたので、ギターは全く入れなかった。Köziはスタジオの雑用・お茶汲みを中心に行動していた[1]
  • 昨年6月に急逝したメンバー、Kamiへの追悼の意が込められているため、前作同様に各メンバーの衣装やジャケットデザインに至るまで黒を基調としている。

収録曲 編集

  1. 虚無の中での遊戯 [7:39]
    作詞・作曲:Mana
  2. 虚無の中での遊戯 (Instrumental) [6:39]
    作詞・作曲:Mana

収録アルバム 編集

アルバム 発売日 備考
虚無の中での遊戯
薔薇の聖堂 2000年8月23日 3rdアルバム

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b c 宝島社刊「BANDやろうぜ」2000年7月号「MALICE MIZER 第2章 シングルに描き出される心象風景とは…?」p.71より。