本項表と裏では、物体における表(おもて。表側・表面もしくは正面)と裏(うら。裏側・裏面もしくは背面)について説明する。

1904年セントルイス五輪銀メダル

定義 編集

「表」は、人にとって目立つ側を指す(広辞苑第五版より)。すなわち,普通の物体であれば前面、正面、あるいは上面がそれに当たる。「裏」はその逆であるから、後ろ側、下面がこれに当たる。

方向にかかわらず、外側を表、内側を裏という例もある。裏地などはこれである。

派生的意味 編集

地域や国の場合、都市や人口が多い側を表という例がある。たとえば表日本(日本の太平洋側)や裏石垣(沖縄県石垣島北部)などの用法がある。

英語での表現 編集

裏を英語で表現するとき、単語の前に「the」(定冠詞)を付けた場合は、「裏側が表側に対して一つしかない状況」(コインなど)を示す。対して「a」(不定冠詞)を付けると、「裏側が表側に対して複数ある状況でその中の一つ」を示唆する(サイコロなどの多面体で真裏以外を含める場合など)[1]

コインメダルなどの表と裏は「Obverse and reverse」と表現される。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ 武内一良「難しい冠詞の話(その2)」 - 松江市観光公式サイト

関連項目 編集

   ウィキメディア・コモンズには、Obversesに関するカテゴリがあります。
   ウィキメディア・コモンズには、Reversesに関するカテゴリがあります。
   ウィキメディア・コモンズには、Scans of both sidesに関するカテゴリがあります。

外部リンク 編集