袴着(はかまぎ)もしくは着袴(ちゃっこ)は、幼児の成長を祝い、初めてを着せる儀式である。

概要 編集

平安時代貴族の間で行われた。時代を経てのちに武家、さらに庶民の間にも行われるようになった[1]。古くは男女の別なく3 - 7歳の間に行い[1]江戸時代以降5歳男児のみの風習となり、時期は次第に11月15日に定着[2]七五三の風習の一環となった[2]

源氏物語においては、光源氏明石の御方との間の娘である明石の姫君が、源氏の北の方である紫の上のもとに引き取られた後、源氏の娘であることのお披露目として行われている。

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『袴着』 - コトバンク
  2. ^ a b デジタル大辞泉『袴着』 - コトバンク