西尾 長光(にしお ながみつ、1929年2月18日- 2004年3月24日 )は、日本の経営者丸ヨ西尾社長を務め、セイコーマートの創立者でもある。

来歴・人物 編集

北海道札幌市出身[1]。札幌北の誉酒造社長の西尾長平の長男として生まれる。ルーツは石川県金沢市。旧制中学校二年生まで札幌で過ごし、残りの二年は旭川中学校に通った[2]1952年早稲田大学第一商学部を卒業し、同年に丸ヨ西尾商店に入社、常務に就任[1]1954年に専務に就任し、1960年には北の誉酒造専務に就任し、1977年12月に副社長を経て、1978年に社長に就任[1]1985年11月に会長に就任[1]2001年から2004年まで、第15代札幌商工会議所会頭。

「西尾長光」は丸ヨ西尾商店の歴代社長が名乗る名前であり、セイコーマートの社名は「西・光」に由来する[3]

日本棋院北海道本部理事長を務め、2001年に大倉喜七郎賞を受賞。

2004年3月24日食道癌のために死去[4]。75歳没。

息子の西尾長幸は北海道ファミリーマート初代社長を務めた[5]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d 興信データ株式會社 2003, に23頁.
  2. ^ 食品産業功労賞受賞者プロフィル:流通部門=セイコーマート・西尾長光氏
  3. ^ セコマ赤尾昭彦会長死去 76歳早すぎる別れに社内外で驚き”. 北海道リアルエコノミー (2016年8月24日). 2023年5月16日閲覧。
  4. ^ 2004年 3月25日 日本経済新聞 夕刊 p19
  5. ^ カツキ常務に西尾長幸氏(55)を招聘、勝木紀昭北海道エネルギー社長の狙い”. 北海道リアルエコノミー (2023年5月12日). 2023年5月16日閲覧。

参考文献 編集

  • 興信データ株式會社『人事興信録 第42版 下』興信データ、2003年。 
先代
伊藤義郎
札幌商工会議所会頭
第15代:2001年 - 2004年
次代
高向巖