計量スプーン(けいりょうスプーン)は、調理の際に少量の食品(主として調味料)の計量に用いる、容量が決められたスプーンのことである。メジャースプーンともいい、材質は一般にプラスチック金属である[1]

プラスチックの計量スプーン
金属製の計量スプーン
プラスチックのコーヒースプーン
金属製のコーヒースプーン

日本においては香川綾によって考案された。すり切りで大さじが15ミリリットル、小さじが5ミリリットル、茶さじが2.5ミリリットルと標準化されている[1]。料理のレシピでは、「大さじ2(杯)」「小さじ2分の1」のように体積の単位として用いられている。

「計量スプーン」と言った場合は計量のために用いるスプーンのことであるが、元々は大さじはテーブルスプーン(Tablespoon、 tbsp.と略記)、小さじはティースプーン(Teaspoon、tsp.と略記)に由来するものである[1]。この場合、すり切りにするのではなく、スプーンに山盛り (spoonful) にして容量を量る。容量は、国によって異なる。ティースプーンより小さいスプーンをコーヒースプーン(Coffeespoon)という。

日本
  • 大さじ:15 mL
  • 小さじ:5 mL
  • 茶さじ:2.5 mL
アメリカ合衆国
  • テーブルスプーン(大さじ):1/2 米液量オンス(約14.8 mL)
  • ティースプーン(小さじ):1/6 米液量オンス(約4.93 mL)
イギリス(古い定義)
  • テーブルスプーン(大さじ):1/2 - 5/8 英液量オンス(14.2 - 17.8 mL)
  • ティースプーン(小さじ):1/8 英液量オンス(約3.55 mL)
カナダニュージーランド、イギリス(現在の定義)
  • テーブルスプーン(大さじ):15 mL

脚注 編集

  1. ^ a b c 社団法人全国調理師養成施設協会編『改訂調理用語辞典 カラー版』 1999年、367頁

関連項目 編集