貴人(きじん)は、後漢以降の後宮における皇帝の側室の称号。

後漢において、貴人は皇后に次ぐ地位であった。においては三夫人のうちの第3位であり、爵位としてはに相当した。

では皇帝の手がついた女中がたまに「貴人」と呼ばれ、地位は妃嬪よりも下位であった。において、貴人は妃嬪の第5位となった。

李氏朝鮮では、貴人は従一位の側室であった。

参考文献 編集

  • 後漢書』本紀10上皇后紀上
  • 宋書』巻41后妃伝
  • 明史』楊漣伝
  • 『大清会典』