赤い崖』(あかいがけ、A Kiss Before Dying)は、1956年アメリカ合衆国のサイコスリラー映画。 ガード・オズワルド英語版の監督デビュー作で[1]、出演はロバート・ワグナージェフリー・ハンターなど。 原作はアイラ・レヴィンの1953年の長編ミステリー小説死の接吻』。

赤い崖
A Kiss Before Dying
監督 ガード・オズワルド英語版
脚本 ローレンス・ロマン
原作 アイラ・レヴィン
死の接吻
製作 ロバート・L・ジャックス
出演者 ロバート・ワグナー
ジェフリー・ハンター
ヴァージニア・リース英語版
ジョアン・ウッドワード
音楽 ライオネル・ニューマン
撮影 ルシアン・バラード
編集 ジョージ・ギッテンス
製作会社 クラウン・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・アーティスツ
日本の旗 NCC
公開 アメリカ合衆国の旗 1956年6月12日
日本の旗 1960年2月21日
上映時間 94分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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同原作の映画化作品としては他にマット・ディロン主演の『死の接吻』(1991年)がある。

フィルム・ノワールとしては珍しいカラー映画である。

ストーリー 編集

富豪の娘ドロシーと付き合っている野心家の青年バドは、彼女から妊娠を知らされると自殺に見せかけて殺す。しかし、ドロシーの自殺に疑いを抱いた姉エレンは大学講師のゴードンの協力の下、真相を調べ始める。

原作との違い 編集

  • 富豪の長女マリオン(エレンとドロシーの姉)が登場せず、エレンが長女となっている。
  • 犯人が最初から明らかになっており、ミステリーの要素がなくなっている。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替

※日本語吹替:初回放送1970年9月14日『月曜ロードショー

製作 編集

1953年の時点で20世紀フォックスが原作の映画化権を購入し、主演に同社契約のロバート・ワグナーの起用が検討されていた。その後、クラウン・プロダクションズに製作が移ると、監督としてロバート・パリッシュが検討されていたが、最終的に初監督となるガード・オズワルド英語版に決まり、20世紀フォックスからワグナーとジョアン・ウッドワードジェフリー・ハンターが貸し出される形になった[1]

作品の評価 編集

Rotten Tomatoesによれば、10件の評論の全てが高評価で、平均点は10点満点中6.6点となっている[2]

出典 編集

  1. ^ a b A Kiss Before Dying (1956)” (英語). TCM.com. 2020年4月15日閲覧。
  2. ^ "A Kiss Before Dying". Rotten Tomatoes (英語). 2021年10月11日閲覧

外部リンク 編集