辻元玲子(つじもと れいこ、1972年 - )は、神奈川県横浜市生まれの日本の画家イラストレーターファッション・アドバイザー、翻訳家。旧名は田村玲子。夫は詩人で戦史・服飾史研究家の辻元よしふみ2018年に導入の陸上自衛隊制服(16式常装)改正にかかわり、山崎幸二陸上幕僚長より陸上幕僚長感謝状を受けた。2019年から、陸上自衛隊需品学校の部外講師軍装史学)。

来歴 編集

神奈川県横浜市に生まれる。父は文教大学名誉教授・元理事長で作曲家田村徹。音楽一家だったために幼少時からピアノを習うが、すでに本人は絵画の魅力に目覚めていた。漫画家に憧れ、手塚治虫に強い影響を受け、そのファンクラブにも入会した。夫・よしふみと組んでの共著では、極めて写実的な歴史復元画、ミリタリーアート、ファッション画を描いている。日本では珍しい制服学Uniformologyの専門画家であり、歴史復元画家・中西立太の指導を受けた。近年は防衛省などの省庁や企業の求めに応じて、服飾史や軍装史の研究に基づいたファッションデザインの提案や企画、イメージ画製作の仕事を増やしている。

年譜 編集

主要な著書 編集

  • 『まんがで楽典』(全音楽譜出版社)1995 田村玲子名義。
  • 『スーツ=軍服!?』(彩流社)2008 辻元よしふみと共著。
  • 『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)2012 辻元よしふみと共著。
  • 『図説世界軍服歴史5000年』(張永訳・東方出版社)2014 上記の本の中国語版。
  • 『華麗なるナポレオン軍の軍服』(翻訳監修 リュシアン・ルスロ著)(マール社)2014
  • 『イギリス文化事典』(丸善出版)に執筆。2014
  • 『軍装・服飾史カラー図鑑』(イカロス出版)2016 辻元よしふみと共著。帯の推薦文はファッションデザイナーコシノジュンコ
  • 『圖鑑版 軍裝、紳士服飾史』(黃琳雅訳・楓樹林)。上記の本の台湾版。
  • 『図説 戦争と軍服の歴史』(辻元よしふみと共著)(河出書房新社)2021
  • 『写真でたどる麗しの紳士服図鑑』(翻訳・日本語版監修 リディア・エドワーズ著)(河出書房新社)2023
  • 韓国語版『전쟁과 군복의 역사』(戦争と軍服の歴史)(キム・ヒョジン訳・AKコミュニケーションズ)2023
  • 『私はアウシュヴィッツと5つの収容所を生きのびナチス・ハンターとなった』(監訳。辻元よしふみ翻訳。ヨセフ・レフコヴィチ、マイケル・カルヴィン著)(河出書房新社)2024

外部リンク 編集