道入庵

千葉県船橋市前原にある寺院

道入庵 (どうにゅうあん)は、千葉県船橋市前原にある寺院である。

道入庵
本堂の写真
本堂の写真
所在地 千葉県船橋市前原3-861番地
位置 北緯35度42分05.8秒 東経140度01分45.9秒 / 北緯35.701611度 東経140.029417度 / 35.701611; 140.029417座標: 北緯35度42分05.8秒 東経140度01分45.9秒 / 北緯35.701611度 東経140.029417度 / 35.701611; 140.029417
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概要 編集

道入庵は前原地区にある唯一の寺院である。もともと前原新田を開発した人々は前原新田周辺の出身地域(村)の寺院を菩提寺としていたため、同地区には寺院は一つもなかった。道入庵は前原共同墓地での法事の便のために建てられた御堂が始まりである。現在の本堂は木造1階で、1931年(昭和6年)建てられたものである。1873年(明治6年)には現在の船橋市立前原小学校の前身である前原尋常小学校が同寺院内に設立されたという歴史がある。

境内には二宮小学校前から移設された延命地蔵(1675年(延宝2年)に建立)が祀られている。地蔵の胸・袖・背には以下のような前原新田の開発の由来を記した銘文が刻まれている。

船橋の台のこの前原原野を、延宝元年12月17日に公方様お奉行伊奈左門殿が本田と新田村の堺を究められ、二百五十四町四反七畝を我々どもに御新田畑として仰せ付けられ候。右の内三十町は御奉行様が久々田村・谷村・舟橋五日市村の三か村へ馬草場として下され候。残りの二百二十四町四反七畝(約八〇万坪)は我々どもが拝領にて御座候。昔此所に聖徳太子の御作の御長五尺三寸(約160㎝)の地蔵菩薩が御座候へども。久しく退転(衰退)仕り候故、この度地蔵を新に建立仕者也。時に延宝三年六月二四日 某甲生国は摂津国多田郡東忠村 施主 天野四郎兵衛 敬白

所在・交通 編集

画像 編集

関連項目 編集