醒ケ井駅

滋賀県米原市醒井にある東海旅客鉄道の駅
醒ヶ井駅から転送)

醒ケ井駅(さめがいえき)は、滋賀県米原市醒井にある[1]東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。駅番号CA82[1]

醒ケ井駅
駅舎(2023年5月)
さめがい
Samegai
CA81 近江長岡 (4.6 km)
(6.1 km) 米原 CA83
地図
所在地 滋賀県米原市醒井619
北緯35度19分40秒 東経136度20分43秒 / 北緯35.32778度 東経136.34528度 / 35.32778; 136.34528
駅番号 CA  82 [1]
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CA 東海道本線名古屋地区
キロ程 439.8 km(東京起点)
電報略号 サイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線(実質1面2線)
乗車人員
-統計年度-
358人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1900年明治33年)2月21日[1][2]
備考 簡易委託駅
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会社境界駅である米原駅西日本旅客鉄道(JR西日本)の管内に入るため、当駅が東海道本線におけるJR東海管轄駅の中で最も西に位置する。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。なお、ダイヤは後述する。

歴史 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線[9]島式ホーム1面2線[9]を有する地上駅である[2]。単式ホーム側は閉鎖されており[2]、主に貨物列車の待避線として使用されている[9]。単式ホームに接して、コミュニティセンターが併設された駅舎が置かれている。島式ホームとは跨線橋で連絡している。駅舎は1958年に建築され外壁が駅舎の前を覆う形となっている(外壁は2002年に改修)[10]

大垣駅管理の簡易委託駅(米原市シルバー人材センターに委託)となっている[11]。なお、JR全線きっぷうりばは簡易委託化時に「みどりの窓口」相当の扱いではなくなったため、マルス端末は設置されているが、取り扱いに制限がある。TOICA対応の簡易改札機設置。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
2 CA 東海道本線 下り 米原京都方面[注釈 2]
3 上り 大垣名古屋方面[注釈 2]
  • 1番線は貨物列車の待避線となっており、前述の通りホーム部分にも柵がされている。

大垣保線区 編集

大垣保線区醒ケ井保線支区が存在する。駅舎と別棟に、保線区現場事務所が存在する。これら醒ケ井駅構内から工事用車両の進入のほか、クレーン車、軌道車などが格納されている車庫が存在する。

ダイヤ 編集

普通はすべて大垣発着であるが、快速系統の各列車は岐阜・名古屋方面へ直通する。

日中時間帯
  • 大垣発着の普通が上下線とも1時間あたり2本停車する。
朝と夕方以降
  • 特別快速新快速・快速の運行があり、晩は米原行きの区間快速も運行される。
※土曜・休日ダイヤとなる日は、米原行きの区間快速が朝に1本だけ追加で運行される。

利用状況 編集

「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 552 [統計 1]
1993年 536 [統計 2]
1994年 516 [統計 3]
1995年 490 [統計 4]
1996年 477 [統計 5]
1997年 408 [統計 6]
1998年 408 [統計 7]
1999年 407 [統計 8]
2000年 407 [統計 9]
2001年 383 [統計 10]
2002年 386 [統計 11]
2003年 397 [統計 12]
2004年 不明
2005年
2006年
2007年 418 [統計 13]
2008年 406 [統計 14]
2009年 373 [統計 15]
2010年 369 [統計 16]
2011年 387 [統計 17]
2012年 391 [統計 18]
2013年 386 [統計 19]
2014年 385 [統計 20]
2015年 389 [統計 21]
2016年 382 [統計 22]
2017年 379 [統計 23]
2018年 376 [統計 24]

駅周辺 編集

 
米原市醒井宿資料館(旧醒井郵便局)

かつて中山道宿場町であったため、駅周辺にはその雰囲気や面影が残るが住民の生活道路と混在する。

なお、醒ケ井駅に隣接して米原市の観光拠点施設「醒井水の宿駅」があったが、老朽化等により2022年(令和4年)1月8日から休館し、同年6月30日に閉館した[12]

タクシー路線 編集

駅前にまいちゃん号(米原市)というデマンドタクシーの乗り場がある[13]

備考
  • かつては湖国バスの醒ヶ井養鱒場線(米原駅西口 - 養鱒場)が当駅に乗り入れていたが、運行区間の短縮に伴い、2017年(平成29年)9月末をもって当駅への乗り入れが廃止された。

隣の駅 編集

東海旅客鉄道(JR東海)
CA 東海道本線
特別快速・新快速・快速・区間快速・普通(区間快速は米原方面行きのみ運転)
近江長岡駅 (CA81) - 醒ケ井駅 (CA82) - 米原駅 (CA83)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ただし、ほかのICカードのエリアを跨いでの利用はできない
  2. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。

出典 編集

本文中の出典 編集

  1. ^ a b c d e 結解 2020, p. 141.
  2. ^ a b c d e 川島 2009, p. 44.
  3. ^ 結解 2020, p. 132.
  4. ^ 結解 2020, p. 133.
  5. ^ 「TOICA」のサービス拡充について 〜2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!〜』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2018年12月12日。 オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201219170453/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039002.pdf2020年12月19日閲覧 
  6. ^ JR東海のICカード「TOICA」2019年春にエリア拡大…愛知環状鉄道も導入へ”. Response. (2017年7月25日). 2022年2月21日閲覧。
  7. ^ 在来線および新幹線におけるIC定期券のサービス向上について 〜2021年3月13日(土)からサービスを開始します!〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道/東海旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2021年1月19日。 オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210119050250/https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210119_ho03.pdf2021年1月19日閲覧 
  8. ^ 少し改善?IC乗車券「エリアまたぎ」の不自由”. 東洋経済オンライン (2021年2月24日). 2022年2月21日閲覧。
  9. ^ a b c 川島 2009, p. 20.
  10. ^ 立派な駅舎と思いきや...実はハリボテ JR醒ヶ井駅の構造が「これぞ看板建築」だと話題に”. Jタウンネット (2020年11月12日). 2022年2月21日閲覧。
  11. ^ 醒ヶ井駅・柏原駅の営業内容について - 米原市まち整備部経済振興局シティセールス課
  12. ^ 醒井水の宿駅(閉館のお知らせ)”. 米原市 (2022年7月1日). 2022年7月14日閲覧。
  13. ^ まいちゃん号の運行について”. 米原市 (2022年4月1日). 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。

利用状況の出典 編集

参考文献 編集

  • 川島令三『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』講談社、2009年7月20日。ISBN 978-4-06-270015-3 
  • 結解善幸『DJ鉄ぶらブックス 031 路線百科 東海道本線』交通新聞社、2020年10月30日。ISBN 978-4-330-08020-8 

関連項目 編集