野田駅 (JR西日本)

大阪府大阪市福島区にある西日本旅客鉄道の駅

野田駅(のだえき)は、大阪府大阪市福島区吉野三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪環状線である。駅番号はJR-O13。駅シンボルフラワーは「野田藤」である。

野田駅
駅外観(2020年1月)
のだ
Noda
JR-O12 福島 (1.4 km)
(1.2 km) 西九条 JR-O14
地図 右は玉川駅
所在地 大阪市福島区吉野三丁目1-12
北緯34度41分20.33秒 東経135度28分29.49秒 / 北緯34.6889806度 東経135.4748583度 / 34.6889806; 135.4748583 (野田駅)座標: 北緯34度41分20.33秒 東経135度28分29.49秒 / 北緯34.6889806度 東経135.4748583度 / 34.6889806; 135.4748583 (野田駅)
駅番号  JR-O13 
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 O 大阪環状線
キロ程 13.1 km(天王寺起点)
電報略号 ノタ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
9,816人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1898年明治31年)4月5日
乗換 玉川駅Osaka Metro千日前線
備考 業務委託駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
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野田駅
のだ
Noda
(1.5 km) 大阪市場
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 大阪環状線(貨物支線)
キロ程 0.0 km(野田起点)
駅構造 高架駅
開業年月日 1931年昭和6年)11月8日
廃止年月日 1984年(昭和59年)2月1日
大阪市場駅は、廃止後1985年(昭和60年)3月14日まで野田駅の側線扱いで営業。
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当駅から接続する鉄道路線

阪神電気鉄道にも野田駅があるが約500m離れている。阪神野田駅と近接しているのは千日前線では隣の野田阪神駅、JRではJR東西線海老江駅である。

歴史

駅構造

 
大阪市場駅に繋がっていた貨物支線跡。現在は線路保守用車両の通行ために舗装されている。

旅客線のみに島式ホーム1面2線を持つ高架駅[1]分岐器絶対信号機がないため、停留所に分類される。

西九条駅が管理しているJR西日本交通サービスによる業務委託駅で、アーバンネットワークエリアに入っており、ICOCAが利用可能である(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。また、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。

外回り線の外側に貨物線(通称梅田貨物線)がある。ただし、当駅を含む福島駅 - 西九条駅間は大阪環状線の線増扱いであり、東海道本線貨物支線となるのは福島駅以東である。かつてはこの貨物線から地上へ降りる路線が分岐していた。その路線は地上で2つの路線に分かれ、片方は大阪市中央卸売市場本場の中にあった大阪市場駅へ向かう貨物支線、もう片方は三菱ガス化学大阪工場や福山通運大阪流通センター、レンゴー淀川製紙工場などへ向かう専用線となっていた。専用線はもともと三菱製紙が敷設したもので、1953年(昭和28年)2月11日に完成し、4月1日に竣工式が実施されている。この専用線に接続する会社はその後変化しながら、1985年(昭和60年)頃まで使用されていた[3]

かつては1階とホームを結ぶ階段の踊り場にTSUTAYA JR野田店に直結する改札口があったが、2019年2月に閉店し自動改札機は撤去されている。以前は出場専用であったが、その後は入場することもできていた。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 O 大阪環状線 内回り 西九条弁天町方面[7]
2 外回り 大阪京橋方面[7]

時間帯により停車する本数が大きく変動する。朝夕のラッシュ時は約3分間隔であるが、12 - 15時台は1時間4本のみが停車する。

発車メロディ

「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日からロシア民謡の「一週間」が発車メロディとして使用されている[8]大阪市中央卸売市場が駅近くにあることと、歌詞の「日曜日に市場へ出かけ」にちなんでいる。

利用状況

2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員9,816人である。大阪環状線では今宮駅、芦原橋駅、大阪城公園駅に次いで4番目に乗車人員が少ない駅だが、大阪環状線内で快速が停車しない駅の中では最多である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 15,458 [* 1]
1991年(平成03年) 15,676 [* 2]
1992年(平成04年) 15,847 [* 3]
1993年(平成05年) 15,866 [* 4]
1994年(平成06年) 15,987 [* 5]
1995年(平成07年) 16,358 [* 6]
1996年(平成08年) 16,189 [* 7]
1997年(平成09年) 14,189 [* 8]
1998年(平成10年) 13,532 [* 9]
1999年(平成11年) 12,953 [* 10]
2000年(平成12年) 12,443 [* 11]
2001年(平成13年) 12,404 [* 12]
2002年(平成14年) 12,066 [* 13]
2003年(平成15年) 11,965 [* 14]
2004年(平成16年) 11,830 [* 15]
2005年(平成17年) 11,816 [* 16]
2006年(平成18年) 11,896 [* 17]
2007年(平成19年) 12,021 [* 18]
2008年(平成20年) 11,821 [* 19]
2009年(平成21年) 11,300 [* 20]
2010年(平成22年) 11,457 [* 21]
2011年(平成23年) 11,865 [* 22]
2012年(平成24年) 11,843 [* 23]
2013年(平成25年) 11,790 [* 24]
2014年(平成26年) 11,633 [* 25]
2015年(平成27年) 11,823 [* 26]
2016年(平成28年) 12,050 [* 27]
2017年(平成29年) 12,423 [* 28]
2018年(平成30年) 12,545 [* 29]
2019年(令和元年) 12,565 [* 30]
2020年(令和02年) 9,816 [* 31]

駅周辺

バス路線

大阪シティバスの路線が発着する。

野田
地下鉄玉川
  • 56号系統:酉島車庫前 / 大阪駅前
  • 90号系統:鶴町四丁目 / 野田阪神前

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
O 大阪環状線
大和路快速・関空快速・紀州路快速・快速
通過
区間快速・直通快速・普通
福島駅 (JR-O12) - 野田駅 (JR-O13) - 西九条駅 (JR-O14)

かつて存在した路線

日本国有鉄道
大阪環状線貨物支線
野田駅 - 大阪市場駅

脚注

記事本文

出典

  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、28頁。 
  2. ^ 昭和18年5月29日付官報(第4911号) 鉄道省告示第百三十五号
  3. ^ a b 「消えた三菱製紙専用線二題」
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  5. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  6. ^ 大阪環状・大和路線運行管理システムの使用開始について[リンク切れ] - 西日本旅客鉄道プレスリリース
  7. ^ a b 野田駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月17日閲覧。
  8. ^ 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定! - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年3月16日

利用状況

  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
大阪府統計年鑑

参考文献

  • 古田明雄「消えた三菱製紙専用線二題」『トワイライトゾーンMANUAL』第14巻、ネコ・パブリッシング、2005年12月1日、pp.8 - 19。 

関連項目

外部リンク