金富神社

福岡県築上郡築上町にある神社

金富神社(きんとみじんじゃ)は福岡県築上郡築上町にある八幡神を祀る神社。豊前綾幡郷の郷社であり、宇佐八幡宮の元宮とする説がある。

金富神社
所在地 福岡県築上郡築上町大字湊392-2
位置 北緯33度39分03秒 東経131度04分01秒 / 北緯33.65083度 東経131.06694度 / 33.65083; 131.06694 (金富神社)座標: 北緯33度39分03秒 東経131度04分01秒 / 北緯33.65083度 東経131.06694度 / 33.65083; 131.06694 (金富神社)
主祭神 仲哀天皇
応神天皇
神功皇后
高龗神
木花咲夜姫命
社格 郷社
創建神亀元年(724年
本殿の様式 八幡造
別名 矢幡八幡宮
湊八幡宮
例祭 5月17、18日
地図
金富神社の位置(福岡県内)
金富神社
金富神社
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祭神 編集

仲哀天皇応神天皇神功皇后高龗神(たかおかみのかみ)木花咲夜姫命(このはなさくやひめのみこと)

社名 編集

創建当初は単に「やはた」「やばた」と呼ばれていたと伝えられる。

神仏習合が始まる9世紀頃から「八幡」を「はちまん」と読むようになったことから、「やはた」に相当する名称を「矢幡」と書き、「矢幡八幡宮(やはたたちまんぐう)」になったと推定される。

「絹富八幡」「金富八幡」へと変遷したのは、備前国各地に散在する国衙領であった「絹富名(きぬとみみょう)」の遺称に由来すると考えられている。

明治に入って現社名となり、現在に至る。

歴史 編集

神亀元年(724年)宇佐に八幡神を祀る神殿(宇佐神宮)を造営するにあたり、神託により当地で斧立神事を行った。その際に仲哀天皇・応神天皇・神功皇后の3神を勧請して創建されたと伝えられるが、それ以前から宇佐八幡宮の元宮、若しくは霊地であったという説もある。

天平3年(731年)に宇佐神宮へ官幣が奉献されて以来、官幣は当社で仮宿奉安することが慣わしになった。

社家は矢幡氏である。

社殿・境内 編集

祭事・年中行事 編集

  • 例祭:5月17、18日
  • 初卯祭:旧暦2月初卯の日

所在地・交通 編集

福岡県築上郡築上町大字湊392-2

参考文献 編集

  • 『八幡信仰史の研究』中野幡能(1967年)

関連項目 編集