鉄良(てつりょう)は、末の政治家。宝臣満州鑲白旗人。ムルチャ氏(murca hala、穆爾察氏)。

鉄良
プロフィール
出生: 1863年4月5日同治2年2月18日)
死去: 1938年民国27年)6月8日
職業: 政治家
各種表記
繁体字 鐵良
簡体字 铁良
拼音 Tiěliáng
和名表記: てつりょう
発音転記: ティエリャン
テンプレートを表示

事跡 編集

直隷総督栄禄の幕僚となり、後に戸部兵部で侍郎に任ぜられた。1903年光緒29年)、日本に軍事の視察に赴く。帰国後に練兵大臣、軍機大臣、陸軍部尚書を歴任した。1910年宣統2年)、江寧将軍に異動する。

辛亥革命勃発後の1912年民国元年)1月に、良弼愛新覚羅溥偉らと共に宗社党を結成し、清朝の擁護を図った。しかし結局、清朝はまもなく滅び、鉄良はこれ以後天津に隠れ住んでいる。

1938年(民国27年)6月8日、死去。享年76(満75歳)。

  
先代
長庚(チャンゲン)
兵部満尚書
1905年
次代
松寿(スンシェウ)
先代
栄慶(ルンキン)
戸部満尚書
1905年 - 1906年
次代
-
先代
-
陸軍部尚書
1906年 - 1910年
次代
廕昌(イェンチャン)

参考文献 編集

  • 徐友春主編『民国人物大辞典 増訂版』河北人民出版社、2007年。ISBN 978-7-202-03014-1 
  • 馬洪武ほか主編『中国革命史辞典』档案出版社、1988年。ISBN 7-80019-054-4