銀山川ダム(ぎんざんがわダム)は、山形県尾花沢市一級河川最上川水系銀山川に建設されたダム銀山ダム(ぎんざんダム)ともいう。高さ21.3メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節を目的とする治水ダムである[2][3]

銀山川ダム

銀山川ダム(左上)と銀山温泉(右下)
左岸所在地 山形県尾花沢市大字銀山
位置
銀山川ダムの位置(日本内)
銀山川ダム
北緯38度34分28秒 東経140度31分28秒 / 北緯38.57444度 東経140.52444度 / 38.57444; 140.52444
河川 最上川水系銀山川
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 21.3 m
堤頂長 60 m
堤体積 8,400
湛水面積 6 ha
総貯水容量 263,000 m³
有効貯水容量 64,000 (243,000) m³
利用目的 洪水調節
事業主体 山形県
施工業者 竹中土木
着手年/竣工年 ?/1963年
出典 [1]
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歴史 編集

銀山川(ぎんざんがわ)は、山形県を流れる最上川水系の一級河川である。宮城県との境にそびえる半森山の西麓に端を発し、丹生川へと注ぐ。長さは3.6キロメートルである[4]

銀山川ダムは、1963年(昭和38年)度に完成した。放流設備としてクレスト部(天端付近)に自由越流型3門、下部に放流管2門を備える[2]。現在は尾花沢市が管理している[5]

周辺 編集

銀山川ダムは標高270メートルにあり[3]、ダム人造湖)の面積(湛水面積)は6ヘクタールである[2]。周辺は山菜の宝庫であり、景観に優れる。コイフナイワナハヤベニマスヤマメアブラハヤといった淡水魚が棲んでおり、釣り場としても知られる[3]

ダム付近には山形県道188号銀山温泉線が通っており、すぐ上流には銀山温泉がある[6]

脚注 編集

  1. ^ 堤体積は『山形県統計年鑑(平成26年)』、有効貯水容量・事業主体は県統計の値に「ダム便覧」の値をかっこ書きで添えた。その他はダム便覧による(2017年1月2日閲覧)。画像は国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1976年撮影)。
  2. ^ a b c ダム便覧 銀山川ダム”. 日本ダム協会. 2017年1月2日閲覧。
  3. ^ a b c やまがたへの旅 銀山ダム”. 山形県観光物産協会. 2017年1月2日閲覧。
  4. ^ 『河川大事典』337ページ。
  5. ^ 『山形県統計年鑑(平成26年)』14ページ。
  6. ^ 銀山川ダムの地図”. Mapion. 2016年12月23日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集