陳 覧(ちん らん、チャン・ラム、ベトナム語Trần Lãm / 陳覽、生年不詳 - 大宝10年(967年))は、ベトナム十二使君の一人。陳明公(チャン・ミン・コン、ベトナム語Trần Minh Công / 陳明公)とも称された[1]

陳覧
各種表記
漢字チュノム 陳覽
北部発音: チャン・ラム
日本語読み: ちん らん
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生涯 編集

先祖は広東の出身。布海口(現在のタイビン省タイビン)を拠点とした[1][2][3]呉昌文古螺に戻る前に兵を挙げた。丁部領は陳覧が有徳の人で後継者がいないのを聞いて、長男の丁璉と共に陳覧を頼ってきた。陳覧は丁部領の容貌が魁奇なのを見て器量を見抜いて養子とし、丁部領が他の群雄を攻める時には兵を授けた[2][4]。陳覧の死後は丁部領がその勢力を引き継いだ。

出典 編集

  1. ^ a b ベトナム史略』第1巻 第3部 第1章 呉氏
  2. ^ a b 大越史記全書』外紀巻之五 呉紀 呉使君
  3. ^ 『大越史記全書』本紀巻之一 丁紀 先皇帝
  4. ^ 欽定越史通鑑綱目中国語版』前編巻之五