雪原(せつげん、snow field)とは、地形用語としては、によって覆われた広範囲な土地で永続的な積雪地域を指す。面積が小さい場合は雪田ともいう。山地氷河地域に使用される。なお、氷河は雪原から生じる。

山岳地帯の雪原/冬のヒビヌイ山脈
島の雪原/タスマニア島ベン・ロモンド英語版
雪原となった冬の北海道景勝地「メルヘンの丘

日本語では、冬の積雪時に一面の雪に覆われた雪野原も「雪原」と呼ばれる[1]

季語 編集

季語としての雪原(せつげん)は、の季語(三冬の季語)である[2][3]。分類は地理[4]。季語としての「雪原」は、雪に覆われた冬の野原を指す[4]。「枯野」ほど枯れ切った感じはない[2]。季語「冬野」の子季語の一つである[2]。完全同義の季語として、同じく「冬野」の子季語である雪の原(ゆきのはら)がある[2]。例句については親季語「冬野」の項目にて記載した。

脚注 編集

  1. ^ 登山用語集「さ」
  2. ^ a b c d 冬野(ふゆの)三冬”. 季語と歳時記-きごさい歳時記. 季語と歳時記の会 (2011年5月19日). 2018年2月23日閲覧。
  3. ^ 大辞泉
  4. ^ a b 日外アソシエーツ『季語・季題辞典』

関連項目 編集