平面幾何学において、曲線頂点(ちょうてん、: vertex)とは、曲率関数の臨界点が定める曲線上の点である。

楕円(赤)とその縮閉線(青): 楕円の頂点(黒点)はすべて縮閉線の尖点にもなっている。楕円の縮閉線は星芒形である。

単純閉曲線のうちオーバルなどは少なくとも四つの頂点をもつ(四頂点定理英語版)。

定義 編集

より詳しく書けば、滑らか平面曲線正則媒介変数表示 (x, y) = (x(t), y(t)) が与えられ、曲率を

 

としたとき

 

ならば、平面曲線上の点 (x(a), y(a))頂点という。

編集

 
放物線の頂点は一つである。

たとえば、放物線 (x, y) = (t, t2) の曲率は

 

であるから

 

より臨界点は t = 0 のみであり、放物線の頂点は点 (0, 0) のみである。

参考文献 編集