風天(ふうてん、Skt:वायु, Vāyu)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。を神格化したもので、インドのヴァーユが仏教に取り入れられたものである。 形象は、腕は2本で甲冑を着て片手に旗のついた槍を持ち、風天后・童子を眷属とするものがある。 種子字はवा(vā)[1]

十二天像風天図(江戸時代、英一蝶・画)

両界曼荼羅や十二天の一尊として描かれるほかは、単独で信仰されることはあまり見られない。

脚注 編集

  1. ^ 児玉義隆「梵字必携」、朱鷺書房、1991年、 p.235

参考文献 編集

関連項目 編集