飯塚駅

福岡県飯塚市菰田西にある九州旅客鉄道の駅

飯塚駅(いいづかえき)は、福岡県飯塚市菰田西一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線福北ゆたか線)のである[1]。駅番号はJC13

飯塚駅
駅舎(2008年12月)
いいづか
Iizuka
JC14 新飯塚 (1.8 km)
(2.9 km) 天道 JC12
地図
所在地 福岡県飯塚市菰田西[1]一丁目1-1
北緯33度37分42.64秒 東経130度41分21.84秒 / 北緯33.6285111度 東経130.6894000度 / 33.6285111; 130.6894000座標: 北緯33度37分42.64秒 東経130度41分21.84秒 / 北緯33.6285111度 東経130.6894000度 / 33.6285111; 130.6894000
駅番号 JC  13 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 JC 筑豊本線福北ゆたか線
キロ程 39.4 km(若松起点)
電報略号 ツカ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
805人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1893年明治26年)7月3日[1]
備考 直営駅
テンプレートを表示
飯塚駅
いいづか
Iizuka
(1.5 km) 平恒
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 上山田線
キロ程 0.0 km(飯塚起点)
開業年月日 1895年明治28年)4月5日
廃止年月日 1988年昭和63年)9月1日[1]
テンプレートを表示

概要 編集

朝晩には博多 - 直方間に1往復運行される特急かいおう」が停車する。1985年(昭和60年)まで筑豊本線経由の寝台特急「あかつき」が停車していたが、現在は筑豊本線経由の寝台特急列車は廃止された。ホームは非常に長いが、朝のラッシュ時に運行される7両編成を含め、ホームの端まで列車が止まることはない。

以前は山田方面に伸びる上山田線の起点だったが石炭産業衰退や山田市(現:嘉麻市)の人口減などが要因で上山田線は廃止された。廃止後、西鉄バスによるバス代替輸送を行ったが、代替バスも2004年(平成16年)3月31日をもって廃止された。

当駅を境に桂川駅上穂波駅方面は単線となる[2]

歴史 編集

駅構造 編集

非常に長い単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合わせて2面3線を有する地上駅。駅東側と西側を結ぶ歩道橋が駅上を通る。

基本的に、新飯塚・直方方面は1番のりば、桂川・博多方面は2番のりばを使用するが、当駅始発で直方方面に向かう列車は一部、2・3番のりばから発車する。また、3番のりばから博多方面に向かう列車も設定されている。 また、夕方には普通列車と快速列車の緩急接続を行っている。直営駅だが、常駐でなく拠点駅からの派出となっている。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先 備考
1 JC 福北ゆたか線 上り 直方折尾方面 当駅始発は2・3番のりば
2・3 下り 桂川博多方面 主に2番のりばを使用

利用状況 編集

2020年度の1日平均乗車人員は757人である。[14]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2007年 1,304
2008年 1,162
2009年 1,159
2010年 1,142
2011年 1,189
2012年 1,170
2013年 1,181
2014年 1,131
2015年 1,117
2016年 1,134
2017年 1,141[15]
2018年 1,122[16]
2019年 1,126[17]
2020年 757[14]

駅周辺 編集

かつては飯塚市役所が至近にあり市の代表駅であったが、1964年に市役所は新飯塚駅近くに移転、市街地の外れに位置する形となった。現在は新飯塚駅が当駅の乗客数を大きく上回っており、事実上新飯塚駅が飯塚市の代表駅である[1]

バス 編集

  • 西鉄バス西鉄バス筑豊) - 駅前に発着せず、駅の西側約200メートルの場所を筑豊本線と並行する県道瀬戸飯塚線上にある飯塚駅通バス停に停車する。ただし南側へ向かう便のみが停車する。
    • [21] 済生会飯塚嘉穂病院
    • [21] 平恒→飯塚工業団地→飯塚(平恒ループ)
    • [27](一部嘉穂総合高校経由) 桂川駅 - 桂川役場 - 西牛隈・西鉄大隈

*このほか、北東へ400メートルほどの場所の菰田駅通りバス停からも西鉄大隈と飯塚バスターミナルを結ぶ路線が出ている。

隣の駅 編集

九州旅客鉄道(JR九州)
JC 福北ゆたか線(筑豊本線)
快速・普通
新飯塚駅 (JC14) - 飯塚駅 (JC13) - 天道駅 (JC12)

かつて存在した路線 編集

九州旅客鉄道(JR九州)
上山田線
飯塚駅 - 平恒駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、22頁。 
  2. ^ a b c 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、153-155頁。ISBN 4751205293 
  3. ^ 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、30-31頁。 
  4. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、13頁
  5. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、14頁
  6. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、25頁
  7. ^ 「筑豊本線 飯塚駅改築工事完成」『交通新聞』交通協力会、1970年4月19日、3面。
  8. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、788頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  9. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、15頁
  10. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '01年版』ジェー・アール・アール、2001年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-122-8 
  11. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日) 
  12. ^ 北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
  13. ^ 鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
  14. ^ a b 駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月17日閲覧。
  15. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年6月8日閲覧。
  16. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年8月5日閲覧。
  17. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月26日閲覧。

参考文献 編集

  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「筑豊本線・日田彦山線・後藤寺線・篠栗線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第4号、朝日新聞出版、2009年8月2日。 

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • 飯塚駅(駅情報) - 九州旅客鉄道