飯能すいーとん(はんのうすいーとん)は飯能市の郷土料理である。埼玉B級ご当地グルメ王決定戦では第6回(2010年に初参加で3位[1]、第8回(2011年)、第9回(2011年)で5位、第11回(2013年)には優勝を果たしている[2]

大きな団子(すいとん)の中に地場野菜やチーズ、魚肉類など、さまざまな具材が入っているのが特徴[3]。「すいとん」というより、大きなワンタンとも言える。

飯能市では養蚕が盛んであったため、蚕の繭玉に模した団子や柑橘類を枝に刺して飾り、繭の増収を祈願する風習があった[3][4]米粉小麦粉を使用したうどんすいとんも古くから食べられていた[3][4]。これらの歴史的背景を元に、飯能で生産される食材を活かして、すいとんを現代風にアレンジして飯能すいーとんが考案された[3][4]。飯能すいーとんの定義は、次の通りとされる[4]

  1. 具材として飯能産の旬野菜を詰めた団子を入れること。
  2. 団子の生地には飯能産のマカを練りこむこと。

具材の種類は定められていないため、アレンジに幅がある[4]。飯能市内では蕎麦屋や日本料理屋で提供されているが[5]、店舗によって和食、洋食、中華といった趣きの異なった「飯能すいーとん」が味わえ、魅力のひとつとされる[4]

出典・脚注 編集

関連項目 編集