騰波ノ江駅

茨城県下妻市若柳甲にある関東鉄道の駅

騰波ノ江駅(とばのええき)は、茨城県下妻市若柳甲にある関東鉄道常総線である。関東の駅百選認定駅。

騰波ノ江駅
駅舎(2009年5月)
とばのえ
Tobanoe
大宝 (2.3 km)
(2.6 km) 黒子
地図
所在地 茨城県下妻市若柳甲533-7
北緯36度13分23.68秒 東経139度58分35.13秒 / 北緯36.2232444度 東経139.9764250度 / 36.2232444; 139.9764250 (騰波ノ江駅)座標: 北緯36度13分23.68秒 東経139度58分35.13秒 / 北緯36.2232444度 東経139.9764250度 / 36.2232444; 139.9764250 (騰波ノ江駅)
所属事業者 関東鉄道
所属路線 常総線
キロ程 41.0 km(取手起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
77人/日
-2022年-
開業年月日 1926年大正15年)8月15日[1]
備考 無人駅
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駅名はかつて近隣に存在した湖、騰波ノ江に由来する。

概要 編集

当駅は下妻市の最北端に位置し、前述のように関東の駅百選の認定駅である。

歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅無人駅。下館寄りに構内踏切がある。全体がややカーブしている。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 常総線 下り 下館方面
2 上り 下妻水海道守谷取手方面

当駅における運行形態 編集

  • 上り(下妻水海道守谷取手方面)
    • 日中は概ね1時間に2本の普通列車(取手行、一部守谷行)が停車する。一部列車は、水海道乗り換え取手行も設定されている[注釈 1][4]
  • 下り(下館方面)
    • 日中は概ね1時間に2本の普通列車(下館行)が停車する[4]

利用状況 編集

2022年度の一日平均乗降人員は77人である[5]

近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。

推移
年度 乗車人員 乗降人員
1998 68
1999 34
2000 33
2001 28
2002 23
2003 16
2004 12
2005 18
2006 16
2007 21
2008 25
2009 25
2010 26
2011 25
2012 36
2013 34
2014 33
2015 27
2016 31
2017 32
2018
2019 66
2020
2021
2022 77

駅周辺 編集

駅前には商店が何軒かある。園が多い。

バス路線 編集

  • 「騰波ノ江駅入口」停留所
    • 急行わかば号が2020年2月1日をもって廃止されたため、同日以降当停留所を経由する路線はない。

駅舎について 編集

従来の木造駅舎は1926年の開業当時からもので、ロケーションの良さなどから映画下妻物語』(2004年)やFUNKY MONKEY BABYSの『もう君がいない』(2007年)のプロモーションビデオなど、何度もロケ撮影が当駅およびその周辺で行われ、その中で登場している[6]

駅舎の老朽化により、2008年7月頃から駅舎改築工事が開始され、同年10月5日より新駅舎の使用が開始された。初代駅舎のデザインを踏襲し、一部には解体された資材を再使用している[7]

とばのえステーションギャラリー 編集

「沿線住民や来線者の拠り所」を目的として、毎月第三土・日曜日に「とばのえステーションギャラリー」として当駅駅舎内を公開している。駅出札体験や本物の制服・制帽を着用しての記念撮影(小学生以下対象)、Nゲージ(鉄道模型)体験運転、鉄道模型クリニック(模型の修理など)、常総線の歴史や車両・駅・設備、撮影スポットの情報提供[8]など。2013年8月17日には「キャンドルナイト In 騰波ノ江駅」と称し、来場者の手作り灯篭に蝋燭を灯してホームや待合室に飾る催しが行われた[9][10]

とばのえ支線 編集

常総線開業100周年事業の一環として、当駅にかつて存在していた農作物向け貨物引込線跡の一部を利用した「とばのえ支線」(トロッコ線:軌間=1,067mm キロ程0.07㎞)を新たに敷設し、2013年11月3日に「開通」。第三土・日曜日に、本軌道上での2人乗りトロッコ乗車体験が行われる[11]

隣の駅 編集

関東鉄道
常総線
快速
通過
普通
大宝駅 - 騰波ノ江駅 - 黒子駅

脚注 編集

記事本文 編集

注釈 編集

  1. ^ 水海道駅で同一ホーム対面乗り換えとなる

出典 編集

  1. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日、6,9-11頁。 
  2. ^ 「地方鉄道駅設置」『官報』1926年8月21日(国立国会図書館デジタル化資料)
  3. ^ 2009年3月14日、新たに3事業者でPASMOがご利用いただけるようになります。』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2008年12月22日。 オリジナルの2015年4月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150414235704/http://www.tokyu.co.jp/file/081222.pdf2021年9月4日閲覧 
  4. ^ a b 騰波ノ江駅時刻表(PDF)-関東鉄道公式ホームページ
  5. ^ 交通広告 | 関東鉄道 | 地域のふれあいパートナー”. 関東鉄道 | 地域のふれあいパートナー | 関東鉄道は鉄道事業・自動車(バス)事業・不動産事業を展開しています (2023年5月29日). 2024年2月28日閲覧。
  6. ^ ロケーション風景 騰波ノ江駅”. 関東鉄道. 2015年7月20日閲覧。
  7. ^ 【停車場ストーリー】関東鉄道常総線・騰波ノ江(とばのえ)駅 10月に蘇るレトロな駅舎 ロケの名所のシンボル
  8. ^ とばのえステーションギャラリー - 関東鉄道公式サイト
  9. ^ 下妻市観光協会
  10. ^ 常総線に乗ってスローライフを楽しもう! キャンドルナイトin騰波ノ江駅』(プレスリリース)関東鉄道。 オリジナルの2013年12月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20131202223616/https://www.kantetsu.co.jp/news/130726_train/candlenight.html2015年7月20日閲覧 
  11. ^ とばのえ支線トロッコ乗車会の開催について at the Wayback Machine (archived 2015年3月4日) - 関東鉄道公式サイト

関連項目 編集

外部リンク 編集