高橋秀寿
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高橋秀寿(たかはし ひでとし、1957年8月27日 - )は、日本の歴史学者。立命館大学大学院文学研究科教授(西洋史学専修)[1]。専門はドイツ現代史。
来歴 編集
宮城県角田市生まれ。三男で末っ子。1981年、立命館大学文学部史学科(西洋史専攻)卒業。1988年、立命館大学文学研究科博士課程後期単位取得退学[2]。
1988年から1991年にかけてケルン大学に留学し、ドイツの歴史学者 オットー・ダン(de:Otto Dann)の指導を受けた。この期間中に、ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一を経験。
1991年、立命館大学非常勤講師。1998年~同助教授。
1999年「再帰化する近代-ドイツ現代史試論 -市民社会・家族・階級・ネイション」で立命館大文学博士。また、2003年から2004年にかけて、ベルリン工科大学の反ユダヤ主義研究センターに籍を置き[3]、在外研究をおこなった。
2007年2月公開のドイツ映画「善き人のためのソナタ」では日本語翻訳監修を担当した。いくつかのドイツ映画に対して歴史学の見地から論文を発表している。
著書 編集
単著 編集
- 『再帰化する近代──ドイツ現代史試論 市民社会・家族・階級・ネイション』(国際書院, 1997年)ISBN 978-4-906319-70-1
- 『ホロコーストと戦後ドイツ:表象・物語・主体』岩波書店、2017年。ISBN 978-4-00-024799-3
- 『時間/空間の戦後ドイツ史:いかに「ひとつの国民」は形成されたのか』ミネルヴァ書房、2018年。ISBN 978-4-623-08353-4
共編著 編集
- (中谷猛・川上勉)『ナショナル・アイデンティティ論の現在:現代世界を読み解くために』晃洋書房、2003年。ISBN 978-4-7710-1425-1
- (西成彦)『東欧の20世紀』(人文書院, 2006年)ISBN 978-4-409-23038-1
- (西川長夫)『グローバリゼーションと植民地主義』(人文書院、2009年)ISBN 978-4-409-24081-6
- (田中きく代・中井義明・朝治啓三)『境界域からみる西洋世界:文化的ボーダーランドとマージナリティ』ミネルヴァ書房、2012年。ISBN 978-4-623-06122-8
翻訳 編集
- (C. シュテルン、H. A.ヴィンクラー)『ドイツ史の転換点 1848-1990年』(晃洋書房, 1992年)ISBN 978-4-7710-0555-6
- (オットー・ダン)『ドイツ国民とナショナリズム:1770-1990』(末川清・姫岡とし子と共訳)(名古屋大学出版会, 1999年)ISBN 978-4-8158-0373-5
脚注 編集
- ^ 立命館大学大学院文学研究科HP2023年9月28日閲覧
- ^ 立命館大学 研究者学術情報データベース(2022年3月10日最終更新)2023年9月28日閲覧
- ^ 『東欧の20世紀』「執筆者略歴」より。