高水三山

東京都の奥多摩山域にある3つの山の総称

高水三山(たかみずさんさん)は東京都奥多摩山域東京の都心側の入口にある、高水山岩茸石山惣岳山の3つの山の通称であり総称である。

東京都青梅市に位置する。また、岩茸石山〜惣岳山までの尾根は青梅市と奥多摩町の境界線になっている。青梅駅付近から続く整備山道、青梅丘陵ハイキングコースにも接続している(案内表示あり)。

登山 編集

常福院、青渭神社や真名井天神などの社寺もあり、古くから里人が往来した峠道が残っている。いずれも標高800mに満たない高水山岩茸石山惣岳山の3つの山は、格好の奥多摩入門コースで、JR青梅線の駅から登り始めて駅に下れる便利さも魅力だ。[1]

大小二本の鉄柱の立つ山頂からは、南面に御岳山や大岳山が間近に望まれる。高水山直下は急な坂で、針金などが取り付けられている。冬季の凍結時などは滑りやすく危険なので慎重な歩行が必要。[1]

該当する山々 編集

備考 編集

山深くなく駅至近の、手軽な初級中級ハイキングコースとして人気がある一帯だが、人里や幹線道に囲まれている青梅丘陵ハイキングコース側(入門者向け)と違い、奥多摩奥秩父を貫く深い山奥のツキノワグマ生息域に抵触するため、イノシシと併せ、遭遇への備えと心構えはしておくべきである。2011年冬には高水山の寺社付近で積極的に襲撃を受けた例があり、時折負傷者も出ている。

なお、青梅市環境経済部商工観光課の電話回答によれば、南関東地域のクマは、温暖さと、エサ確保の容易さから、冬眠しない場合が多いということである。冬はクマが出ないという固定観念で油断しがちなので、注意を怠らず散策を心がけたい。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 登山ルート・山旅スポット. “高水三山 御岳渓谷北岸の高水山、岩置石山、惣岳山の登山ルート”. 山旅旅. 2020年10月8日閲覧。

関連項目 編集