魚美人』(ぎょびじん)は、中国神話伝説の一つとされている。

概要 編集

張珍と金牡丹とは産まれる前からの許婚だったが、張家が没落した結果、金家が張珍を婿にすることを露骨に嫌がった。その扱いに不満を抱いていた張珍は、日々池の鯉に餌やりをして心を慰めていた。しかしその鯉は水底で修行して仙人を目指している鯉であった。鯉はその能力で金牡丹に変化し、張珍を騙して懇ろになった。やがて金家に鯉が変化した牡丹の存在が発覚し、二人は窮地に陥る。蝦の精や螺の精などの仲間による救いの手があったものの、結局鯉は殺されそうになった。しかし、観世音菩薩が鯉の精を救い出して人間に生まれ変わらせた。生まれ変わった鯉の精はやがて張珍と夫婦になった。

登場人物 編集

金鯉魚の精
張珍
金牡丹

関連作品 編集

戯曲・舞踊劇 編集

  • 湘劇 - 湖南省の地方劇。魚美人に題材を採った演目がある。

映画 編集

TVドラマ 編集

音楽 編集

ゲーム 編集

外部リンク 編集