鳥飼駅
かつて福岡県福岡市城南区にあった日本国有鉄道の駅
鳥飼駅(とりかいえき)は、かつて福岡県福岡市城南区(1972年4月1日 - 1982年5月9日は西区)にあった日本国有鉄道(国鉄)筑肥線の駅である。
鳥飼駅 | |
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駅舎(1983年3月) | |
とりかい Torikai | |
◄小笹 (2.4 km) (1.7 km) 西新► | |
所在地 | 福岡市城南区鳥飼六丁目 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 筑肥線 |
キロ程 | 7.2 km(博多起点) |
電報略号 | トリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)6月15日[1] |
廃止年月日 | 1983年(昭和58年)3月22日[1] |
備考 | 福岡市内駅 |
歴史 編集
駅構造 編集
利用状況 編集
九州大学六本松地区や中村学園大学、福岡大学の最寄駅で、下宿が多い六本松に近かった。また、1960年代以降、駅周辺に別府団地や城西団地、梅光園団地などの公団住宅が続々と建てられたことから、利用者が急増。1967年(昭和42年)から1972年(昭和47年)の5年間で、年間当たりの切符発売枚数は15万枚から24万枚に増加、小荷物扱いは1万5,000個から3万個に倍増するなど、廃線区間の駅の中では比較的利用客が多かった駅であった[2]。
駅周辺 編集
廃駅跡と現状 編集
現在、駅跡地には城南区役所と城南保健所が立地している。駅周辺はバブル期以降、マンションや雑居ビルが立ち並び当時の風景は失われた。 しかし、急激に都市化が進んだことで再び鉄軌道系の交通機関の整備が求められるようになり、筑肥線廃線から20年以上経過した2005年2月に福岡市地下鉄七隈線が開業し、鳥飼駅から南に100 mの道路下に地下鉄別府駅が設置された。なお、別府駅の駅ロゴマークデザインは、別府大橋がモチーフになっている。
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ホーム状況(1980年頃)
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駅跡地に立つ城南保健所。奥の緑色の屋根のマンションは、左の画像のマンションと同じ建物である。