黄誠秀

北朝鮮のサッカー選手

黄 誠秀(ファン・ソンス、황성수、1987年7月10日 - )は、東京都出身で在日朝鮮人サッカー選手日本フットボールリーグCriacao Shinjuku所属。登録ポジションはミッドフィールダー

黄 誠秀
名前
カタカナ ファン ソンス
ラテン文字 HWANG Song-Su
チョソングル 황성수
基本情報
国籍 朝鮮
生年月日 (1987-07-10) 1987年7月10日(36歳)
出身地 日本の旗 東京都
身長 177cm
体重 73kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 Criacao Shinjuku
ポジション MF(DH)/FW(ST)/DF(SB)
背番号 37
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2012 ジュビロ磐田 0 (0)
2013-2015 ザスパクサツ群馬 98 (1)
2016-2018 大分トリニータ 19 (0)
2019- Criacao Shinjuku 59 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年2月18日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

東京朝鮮高級学校では、同級生に姜成浩、李智星などがいる。高級学校時代はかつてジュビロ磐田に所属していた金鍾成から指導を受けた。

元々はフォワードで2010年に加入した磐田でもフォワード登録だったが、後にディフェンダー(右サイドバック、センターバック)やミッドフィールダー(ボランチ、サイドハーフ)など様々なポジションにもプレー。2010年の天皇杯二回戦愛媛FCしまなみ戦ではディフェンダーとして初のベンチ入りを果たした。

2012年、ナビスコカップにて公式戦プロ初出場を果たし、天皇杯にも1試合出場した。10月には北朝鮮代表の強化合宿メンバーに選出された[1]。同年限りで契約満了により磐田を退団[2]。その後Jリーグ合同トライアウトに参加した。

2013年より、J2ザスパクサツ群馬へ完全移籍。開幕戦・水戸ホーリーホック戦でリーグ戦初出場を果たすと以後先発に定着し31試合に出場。2014年6月には、再び北朝鮮代表の強化合宿メンバーに選出された[3]2015年までの3年間でリーグ戦98試合に出場した。

2016年より同年J3に降格した大分トリニータに完全移籍。第1節・AC長野パルセイロ戦は先発出場を果たしたものの、翌節からは控えに回る。第4節・FC琉球戦で先発復帰を果たすが後半開始前に交代となり、以後は先発出場は無かった。大分がJ2に復帰した2017年は9月のファジアーノ岡山戦にてシーズン初出場を果たすまでは、数試合を除きベンチ外が主であった。その後は第41節・最終節で連続先発出場を果たすなど、7試合中4試合に出場した。

2018年シーズンを以てプロサッカー選手を引退し[4]、2019年より関東サッカーリーグ2部・Criacao Shinjukuに加入[5]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2010 磐田 34 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2011 0 0 0 0 0 0 0 0
2012 0 0 1 0 1 0 2 0
2013 群馬 19 J2 31 1 - 0 0 31 1
2014 35 0 - 2 0 37 0
2015 32 0 - 1 0 33 0
2016 大分 8 J3 8 0 - 3 0 11 0
2017 J2 5 0 - 2 0 7 0
2018 6 0 - 1 0 7 0
2019 C新宿 6 関東2部 16 1 - - 16 1
2020 関東1部 6 1 - - 6 1
2021 9 1 - - 9 1
2022 37 JFL 18 1 - - 18 1
2023 10 0 - 1 0 11 0
2024 -
通算 日本 J1 0 0 1 0 1 0 2 0
日本 J2 109 1 - 6 0 115 1
日本 J3 8 0 - 3 0 11 0
日本 JFL 28 1 - 1 0 29 1
日本 関東1部 15 2 - 15 2
日本 関東2部 16 1 - 16 1
総通算 176 5 1 0 11 0 188 5

代表歴 編集

  • U-20北朝鮮代表(2007年)
    • U-20ワールドユースアジア予選
  • 北朝鮮代表候補(2012年、2014年)

タイトル 編集

クラブ 編集

ジュビロ磐田
大分トリニータ

脚注 編集

  1. ^ MF黄誠秀が北朝鮮代表候補 静岡新聞 2012.10.26付ニュース
  2. ^ 黄 誠秀選手の契約期間満了のお知らせ ジュビロ磐田公式サイト 2012.12.10付ニュースリリース
  3. ^ 北朝鮮代表合宿に徳島MFと群馬MFが参加 ゲキサカ、2014年6月19日
  4. ^ 黄誠秀選手 現役引退のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2019年1月7日https://www.oita-trinita.co.jp/news/20190148163/2019年1月7日閲覧 
  5. ^ ファン ソンス選手 加入のお知らせ』(プレスリリース)Criacao Shinjuku、2019年1月7日https://club.criacao.co.jp/news/permalink/20190107.html2019年1月7日閲覧 

関連項目 編集

外部リンク 編集